Windows Server 2008 のFTPサーバでPassiveモードを利用する場合のファイアーウォール設定

目次

Windows Server 2008 のFTPサーバでPassiveモードを利用する場合のファイアーウォール設定手順を紹介します。

注意
Windows Server 2008 R2での設定方法はこちらの記事を参照してください。

設定方法

Windows Server 2008 でFTPサーバをPassiveモードで接続できるようにする場合、 パッシブポートを開ける必要があります。ファイアーウォール設定は次の手順となります。

スタートメニューの管理ツールから「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」を開きます。
Windows Server 2008 のFTPサーバでPassiveモードを利用する場合のファイアーウォール設定:画像1

左側のツリービューで[受信の規則]ノードをクリックします。 下図の画面に切り替わりますので、右側の [操作] パネルの [新規の規則] の項目をクリックします
Windows Server 2008 のFTPサーバでPassiveモードを利用する場合のファイアーウォール設定:画像2

下図の[新規の受信の規則ウィザード]ダイアログが表示されます。
どの種類の規則を作成するか選択します。[プログラム]のラジオボタンをクリックしてチェックします。 チェック後、ウィンドウ右下の[次へ]ボタンをクリックします。
Windows Server 2008 のFTPサーバでPassiveモードを利用する場合のファイアーウォール設定:画像3

対象となるプログラムを選択するダイアログが表示されます。 Windowsディレクトリ内の \system32\inetsrv ディレクトリ内の inetinfo.exe を指定します。
Windows Server 2008 のFTPサーバでPassiveモードを利用する場合のファイアーウォール設定:画像4

プログラムを選択し、[新規の受信の規則ウィザード]ダイアログに戻ります。[このプログラムのパス]のラジオボタンに チェックがついていることを確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
Windows Server 2008 のFTPサーバでPassiveモードを利用する場合のファイアーウォール設定:画像5

[操作]画面が表示されます。[接続を許可する] のラジオボタンをクリックしてチェックをつけます。チェック後[次へ]ボタンをクリックします。
Windows Server 2008 のFTPサーバでPassiveモードを利用する場合のファイアーウォール設定:画像6

[プロファイル]画面が表示されます。規則の適用はすべてチェックをつけます。[次へ]ボタンをクリックします。
Windows Server 2008 のFTPサーバでPassiveモードを利用する場合のファイアーウォール設定:画像7

規則の名前を入れます。今回は「FTP サーバ (FTP PASVポート)」としました。
Windows Server 2008 のFTPサーバでPassiveモードを利用する場合のファイアーウォール設定:画像8

設定が完了すると、作成した規則が中央のリストに追加されます。
Windows Server 2008 のFTPサーバでPassiveモードを利用する場合のファイアーウォール設定:画像9

PassiveモードでこのサーバのFTPサーバに接続できるか確認します。

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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2009-04-25
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