Windows 95 / Windows 98 で 3D Studio MAX R2.0 が応答しなくなる現象についての紹介です。
Windows 95 / Windows 98 などの Windows NT でないWindows シリーズには、リソースの制約があります、3D Studio MAX R2.0 は、
システムリソースを大幅にとるため、他のアプリケーションが起動しているとき 3D Studio MAX R2.0 を起動しますと、
システムリソースが0になってしまいます、0になってしまうとMAX2は応答しません。
または、誤動作する場合もあります、ウィンドウが大きくならない、アイコン化したら元に戻せなくなったというのも典型的な症例です。
回避策としては次のようなものがあげられます。
起動しているアプリケーションをすべて終了します。Ctrl+Alt+Del でプログラムの強制終了ダイアログを呼び出します。
ここで、すべてのアプリケーションを終了します。上から、FrontPage Editor / FrontPage Explorer / (E;) / My Computer / CDプレーヤー / Internet / Rsrcmtr / Starter / を終了します。つまり、Systray と Explorer だけを残しておきます。この状態で MAX2 を起動すると起動後 8%くらいシステムリソースが残るはずです。こうすることで MAX2 を使えるはずです
Windows NT を使えば、リソースの制限がないため快適にMAX2 を作動させることができます。CG用に Windows NT をインストールしておくのも良い方法でしょう。ただし Win95 OSR 2 / Win 98 などでサポートされている FAT32 を使うと WIndows NT 4.0 はインストールできません。また、そのようなドライブにアクセスすることもできないです。
添付されている、ドキュメントにはこの方法が、書いてありました。問題はどのプラグインをとるかということです。
これが、3DSMAX2\stdplugs のディレクトリ内です。ここで、拡張子に注目してみましょう。 まず、BMI という拡張子ですが、これのファイル名は画像形式名になっています。たとえば jpeg.bmi とか。 これはレンダリング結果などの画像を出力・入力する際のプラグインです。このファイル名ののプラグインを削除するとその画像形式を出力したりできなくなります。そこで、滅多に使わない画像形式のプラグインを取り除いてしまうことでプラグインの数を減らせます。
つぎに、dle という拡張子ですが、これは エクスプローラのようです。VRML のエクスプローラなどがいらない場合には削除してしまってもよいでしょう。 dleという拡張子は、シーン、ワイヤーフレームのエクスポートのプラグインです。3dsexpは*.3dsのエクスポート。dxfexp は dxf のエクスポート vrmlexp は VRML のエクスポートです。 また dli というのはインポートのためのプラグインです。必要なもの以外は削除してしまいましょう。
こうして、プラグインを削除することで、数パーセント リソースの使用量を減らせます。