IF関数では、値の比較時に英語の大文字と小文字を区別しません "Penguin"と"penGuin" は同じ値として判定されます。
大文字と小文字を区別して判定をする場合は、EXACT関数を利用します。詳しくはこちらの記事を参照してください。
Microsoft Excelでセルの値が一致しているかIF関数を利用して判定する手順を紹介します。
IF関数の書式は次の通りです。
IF([条件式], [条件式が真の場合にセルに表示する値], [条件式が偽の場合にセルに表示する値])
Excelで下図の表を作成します。この表で1回目の参加と2回目の参加が異なる人を探します。目視で探しても良いですが数が増えると見間違いなども発生するため、違う個所をわかりやすく探したいです。
1回目の参加 | 2回目の参加 | |
---|---|---|
ぺんた | Yes | Yes |
ぺんざぶろう | Yes | No |
ぺんのすけ | Yes | Yes |
ぺんえもん | No | No |
E列に変化した項目が分かるように変化のある行には表示が出るような数式をIF関数を利用して作成します。
E3のセルに次の数式を入力します。
C3とD3のセルの値を比較し、セルの値が同じであれば何も表示せず、セルの値が異なっていた場合には「〇」をセルに表示する数式になります。
=IF(C3=D3, "", "〇")
入力を確定します。C3とD3のセルの値は同じため、セルには何も表示されません。
E3セルをコピーしE列の4行目以降にペーストします。変化のある4行目の表示が「〇」になることが確認できます。
表を整形して完成です。
行数が増えると目視では違いが分かりにくくなりますが、E列の「変化」の値を確認すると一目で確認できます。