GitHub Copilot Chaｔを利用してプログラムコードを記述する手順を紹介します。

概要

Visual StudioでGitHub Copilotと連携ができるようになりました。 Visual StudioでGitHub Copilot Chatを利用してコードを記述する手順を紹介します。

事前準備 (GitHub, Visual Studioの設定)

こちらの記事を参照してください。

手順:コードを書いてもらう

Visual Studio を起動し、Windows Formアプリケーションのプロジェクトを作成します。


ウィンドウ右上の[GitHub Copilot]ボタンをクリックします。ドロップダウンメニューが表示されますので、[チャット ウィンドウを開く]の項目をクリックします。


チャットウィンドウが表示されます。

はじめにクラスの宣言コードを作成してもらいます。チャットウィンドウの下部のテキストボックスに以下の指示を入力します。

クラスの宣言部分のコードが生成できました。ソースコードのファイルにペーストします。

続いてクラスのリストの宣言コードを作成してもらいます。
テキストボックスに以下の指示を入力します。コードが生成されます。生成されたコードをコピー＆ペーストしてソースコードファイルに貼り付けます。

続いてリストにオブジェクトを挿入するコードを生成します。以下の指示を入力します。
生成されたコードをソースコードに反映します。

リストの値を画面に表示するコードを生成します。以下の指示を入力します。
生成されたコードをbutton1のClickイベント内にペーストします。

スコープを修正して完成です。

コード

完成したコードは以下です。

using static WinFormsAppTest.Form1;
using System.Text;

namespace WinFormsAppTest
{
  public partial class Form1 : Form
  {
    public class Product
    {
      public int Id { get; set; }
      public string Name { get; set; }
      public decimal Price { get; set; }
      public int Unit { get; set; }
    }

    List<Product> products;

    public Form1()
    {
      InitializeComponent();

      products = new List<Product>();

      products.Add(new Product { Id = 1, Name = "Product1", Price = 100.5m, Unit = 10 });
      products.Add(new Product { Id = 2, Name = "Product2", Price = 200.5m, Unit = 20 });
      products.Add(new Product { Id = 3, Name = "Product3", Price = 300.5m, Unit = 30 });
      products.Add(new Product { Id = 4, Name = "Product4", Price = 400.5m, Unit = 40 });
      products.Add(new Product { Id = 5, Name = "Product5", Price = 500.5m, Unit = 50 });
    }

    private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
    {
      StringBuilder sb = new StringBuilder();
      foreach (var product in products) {
        sb.AppendLine($"Id: {product.Id}, Name: {product.Name}, Price: {product.Price}, Unit: {product.Unit}");
      }
      textBox1.Text = sb.ToString();
    }
  }
}

実行結果

プロジェクトを実行します。下図のウィンドウが表示されます。


[button1]をクリックします。テキストボックスにProductsオブジェクトの値が表示されます。

手順:コードを読んでもらう

GitHub Copilotにコードを解説してもらう例です。

以前記述したコードですが、かなり古いコードで何をするコードなのか忘れてしまいました。
コードエディタでソースコードを開き、GitHub Copilotのテキストボックスに次の指示を入力します。

GitHub Copilotがソースコードを読んで処理内容の概要を紹介してくれます。

別のメソッドでも試してみます。

メソッドの処理内容を解説してくれます。内容もあっています。

GitHub Copilot を利用してソースコードを記述したり、既存のコードを解説する手順を紹介しました。