Delphi 2007で変化した部分の紹介です。
Delphi2006より速くなっています。体感でわかる程速くなっています。起動時間はDelphi Win32のパッケージしか読み込まないので速いのは当然ですが、デバッグの開始やデバッグレイアウトへの切り替えなどが特に速くなっています。レイアウト切り替え時にウィンドウが「がくがく」となりません。
XPスタイルがOFFの状態でも、ウィンドウコントロールでのマウスホイールの挙動がVistaに対応しています。
アプリケーションのセクションに「ランタイムテーマを有効にする」チェックボックスが追加されています。このチェックボックスをONにするとXPのスタイルになります。デフォルトでONになっています。
ビルドイベントのセクションが追加されており、ビルド前やビルド後のイベントを実行させることができます。ビルド後に指定のフォルダへコピーさせえたり、バッチファイルを実行させたりできます。
ちなみにアライメントはDelphi2006と同じく8までしかありません。そろそろ16とか欲しい人もいるのではないでしょうか。
アイコン化されたアプリケーションのプレビュー画像も正しく表示されるようになりました。
相変わらず、埋め込みデザイナを利用している場合、フォームに対応したソースコードファイルは複数のウィンドウで開くことができないようです。
あまり使われていない機能なのでしょうか。