ここでは、厳密名をもつキーをアセンブリに署名してGACにインストールしてみたいと思います。まず、キーを作成する必要があります。キーは、「sn.exe」というプログラムで作成します。sn.exeの場所は、システムによって若干違うと思いますので、どこにあるかを最初に確認してください。
sn -l "キーファイル名" で、キーを作成します。
キーペアが作成されました。
キーファイルができていることがわかります。このファイルをライブラリのあるディレクトリ(ここではiPentec.Standard.test.Package1.dpkのあるディレクトリ)にコピーします。
ライブラリ側のコードは前回と同じものを使いました。ただし、引数の無いデフォルトコンストラクタが追加されています。
パッケージのコードを開きます。AssemblyKeyFile にキーファイル名を入れます。
このパッケージをコンパイルすることで、パッケージに署名されます。次に、Windowsディレクトリのassemblyディレクトリを開きます。ここに、コンパイルにより作成した、ライブラリのDll(iPentec.Standard.test.Package1.dll)をドロップします。
または、gacutil.exe で登録します。
もし、署名がされていない場合は下のような、メッセージダイアログが表示されます。
うまくいくと、下図のとおり登録されます。
次章ではGACに登録されたDLLをプログラムから利用してみます。