GACKeyの作成とアセンブリの署名とGACへのインストール

ここでは、厳密名をもつキーをアセンブリに署名してGACにインストールしてみたいと思います。まず、キーを作成する必要があります。キーは、「sn.exe」というプログラムで作成します。sn.exeの場所は、システムによって若干違うと思いますので、どこにあるかを最初に確認してください。

sn -l "キーファイル名" で、キーを作成します。
GACKeyの作成とアセンブリの署名とGACへのインストール:画像1

 キーペアが作成されました。
GACKeyの作成とアセンブリの署名とGACへのインストール:画像2

 キーファイルができていることがわかります。このファイルをライブラリのあるディレクトリ(ここではiPentec.Standard.test.Package1.dpkのあるディレクトリ)にコピーします。
GACKeyの作成とアセンブリの署名とGACへのインストール:画像3

 ライブラリ側のコードは前回と同じものを使いました。ただし、引数の無いデフォルトコンストラクタが追加されています。
GACKeyの作成とアセンブリの署名とGACへのインストール:画像4

 パッケージのコードを開きます。AssemblyKeyFile にキーファイル名を入れます。
GACKeyの作成とアセンブリの署名とGACへのインストール:画像5

 このパッケージをコンパイルすることで、パッケージに署名されます。次に、Windowsディレクトリのassemblyディレクトリを開きます。ここに、コンパイルにより作成した、ライブラリのDll(iPentec.Standard.test.Package1.dll)をドロップします。
GACKeyの作成とアセンブリの署名とGACへのインストール:画像6

または、gacutil.exe で登録します。
GACKeyの作成とアセンブリの署名とGACへのインストール:画像7

もし、署名がされていない場合は下のような、メッセージダイアログが表示されます。
GACKeyの作成とアセンブリの署名とGACへのインストール:画像8

 うまくいくと、下図のとおり登録されます。
GACKeyの作成とアセンブリの署名とGACへのインストール:画像9

 次章ではGACに登録されたDLLをプログラムから利用してみます。

AuthorPortraitAlt
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
作成日: 2005-01-01
Copyright © 1995–2025 iPentec all rights reserverd.