After Effectsで花吹雪の効果を作成する手順を紹介します。
花吹雪で散らす花びらの画像を作成します。今回はIllustratorで下図の画像を作成します。
After Effectsを起動し、コンポジションを作成します。
作成したコンポジションに背景画像を配置します。
次に、正方形のコンポジションを作成します。
作成した正方形のコンポジションに花びらの画像を配置します。パーティクルシステムでテクスチャを反映する際に正方形にする必要があるためです。
作成した正方形の花びら画像を配置したコンポジション名を変更します。今回は「花びら」とします。
背景画像を配置したコンポジションを開き、[花びら]のコンポジションを配置します。配置した状態が下図です。
平面レイヤーを作成します。平面レイヤーの作成手順の詳細はこちらの記事を参照して下さい。
タイムラインパネルで作成した平面レイヤーを選択した状態で、[エフェクト]メニューの[シミュレーション]サブメニューの[CC Partivle World]の項目をクリックします。
パーティクル効果が反映されます。タイムラインパネルの[現在の時間インジケーター]をドラッグして時間を進めます。
パーティクルの線が噴き出す状況が確認できます。
CC Partivle Worldの設定項目を変更します。[Particle]内の[particle Type]のドロップダウンリストボックスをクリックします。
ドロップダウンリストが表示されますので、[Textured QuadPolygon]の項目をクリックします。
次に[Particle]内の[Texture]の[Textures Layer]のドロップダウンリストボックスをクリックします。
ドロップダウンリストが表示されますので、[花びら]の項目をクリックして選択します。
パーティクルが花びらの形状に変わりました。
拡大して花びらの形状が正しく表示されているか、見切れていないかを確認します。長方形の画像を参照した場合、見切れてしまうケースがあります。
[Producter]の[Position X][Position Y][Position Z]の値を変更し、花びらを散らす位置を画面の左上に移動します。
[Physics]の[Gravity X]の値を増やし、花びらが右に流れるように設定を変えます。
花びらの散る範囲が狭いと感じた場合は、必要に応じて[Producter]の[Radius X][Radius Y][Radius Z]の値を変更します。
値を大きくすると花びらが散り始める範囲が広がります。
はじめに配置した[花びら]のコンポジションを非表示にします。
タイムラインパネルの[現在の時間インジケーター]をドラッグする、または、プレビュー再生してアニメーションを確認します。
アニメーションが単調だと感じた場合には、[Physics]の[Animation]の項目のドロップダウンリストボックスをクリックし、
[Twirly]に変更すると、アニメーションに変化が出ます。~
アニメーションを確認しながら書くパラメーターを修正します。
[Resistance]の値を増やして花びらの速度を遅くしています。
作成した動画は以下です。[Physics]の[Animation]の設定を"Explosive" "Twirl" "Twirly" のそれぞれの場合のアニメーションを作成してます。