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Adobe Auditionで複数のオーディオファイルをミックスする

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Adobe Auditionで複数のオーディオファイルをミックスする手順を紹介します。

概要

複数のサウンドファイルを合成して再生したい場合や、合成したサウンドファイルを作成したい場合があります。 例えば、BGMのサウンドとナレーションのサウンドを合成して再生する場合などがあります。
この記事では、Adobe Audition を利用して複数のサウンドファイルをミックスして再生する方法を紹介します。

手順

Adobe Auditionを起動します。
[ファイル]メニューの[新規]の[マルチトラックセッション]の項目をクリックします。
Adobe Auditionで複数のオーディオファイルをミックスする:画像1

下図の[新規マルチトラックセッション]のダイアログが表示されます。[セッション名]を設定し、サンプルレートやビットデプスを設定します。 設定ができたら[OK]ボタンをクリックします。
Adobe Auditionで複数のオーディオファイルをミックスする:画像2

マルチトラックセッションが作成され、下図の画面が表示されます。
左側のウィンドウの[メディアブラウザー]のタブをクリックしてメディアブラウザーを表示します。メディアブラウザーが表示されていない場合は、 [ウィンドウ]メニューの[メディアブラウザー]の項目をクリックして、ウィンドウを表示します。
メディアブラウザーのウィンドウのツリービューを操作してミックスしたいサウンドファイルのディレクトリを開きます。 メディアブラウザの右側のエリアにサウンドファイルが表示されます。
Adobe Auditionで複数のオーディオファイルをミックスする:画像3

メディアブラウザーのサウンドファイルをドラッグ&ドロップして右側の[エディタ]ウィンドウのトラックのエリアにドロップします。
Adobe Auditionで複数のオーディオファイルをミックスする:画像4

サウンドファイルをドロップすると下図の状態になります。トラックにサウンドファイルがドロップされ、サウンドの波形がトラックエリアに表示されます。
Adobe Auditionで複数のオーディオファイルをミックスする:画像5

同様の手順で、メディアブラウザでミックスしたい別のサウンドファイルをドラッグして、[エディタ]ウィンドウのトラックエリアにドロップします。 下図は2つのサウンドファイルをトラックに配置した状態です。
Adobe Auditionで複数のオーディオファイルをミックスする:画像6

エディタウィンドウの下部の再生ボタンをクリックしてサウンドを再生します。2つのサウンドファイルがミックスされた状態で再生されることが 確認できます。
Adobe Auditionで複数のオーディオファイルをミックスする:画像7

同様の手順で複数のサウンドファイルをミックスできます。下図は4つのサウンドファイルを配置してミックスした状態です。
Adobe Auditionで複数のオーディオファイルをミックスする:画像8

ミックスしたサウンドを1つのサウンドファイルとして出力する手順です。[ファイル]メニューの[書き出し]サブメニューの[マルチトラックミックスダウン]のメニューを開きます。サブメニューに [セッション全体]と[選択したクリップ]の項目があります。今回は全体を出力したいので[セッション全体]をクリックします。
Adobe Auditionで複数のオーディオファイルをミックスする:画像9

下図の[マルチトラックミックスダウンの書き出し]ダイアログが表示されます。書き出し先のパスやファイル名、出力形式(ファイル形式、サンプリングレート)を設定します。 設定ができたら[OK]ボタンをクリックします。
Adobe Auditionで複数のオーディオファイルをミックスする:画像10

ミックスされたサウンドファイルが出力先のディレクトリに配置されます。サウンドファイルを再生して、ミックスされたサウンドになっていることを確認します。
Adobe Auditionで複数のオーディオファイルをミックスする:画像11

複数のサウンドファイルをミックスして、1つのサウンドファイルにできました。

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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2021-07-23
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