Internet Explorer 11 (Windows 8.1) で以前のバージョンとフォントが異なる

Internet Explorer 11 (Windows 8.1) にバージョンアップするとWebブラウザでページを表示した際の字体が以前のバージョンと違って見える場合があります。

原因

font-familyの"sans-serif"に対応するフォントに変更が加えられた模様です。

変更点

Internet Explorer 10 以前

font-family:sans-serif;

を指定した場合、日本語フォントには"MSゴシック"が適用されます。

Internet Explorer 11

font-family:sans-serif;

を指定した場合、日本語フォントには"メイリオ"が適用されます。

表示の違い

スタイルに"font-family:Arial,sans-serif;"を指定した文字をInternet Explorer 10とInternet Explorer 11で比較します。(上からfont-weightを100づつ増やしています。)

  • Internet Explorer 10
Internet Explorer 11 (Windows 8.1) で以前のバージョンとフォントが異なる:画像1
  • Internet Explorer 11
Internet Explorer 11 (Windows 8.1) で以前のバージョンとフォントが異なる:画像2


日本語のボールド書体の文字で大きな違いが出ます。

対策

以下の対策があります。

font-familyに "sans-serif"を指定せず、"Arial"のみを指定

font-familyにsans-serifを指定せず、Arialのみを指定すると違いがなくなります。

スタイルに"font-family:Arial;"を指定した文字をInternet Explorer 10とInternet Explorer 11で比較します。

表示の違いがほとんどなくなりました。

  • Internet Explorer 10
Internet Explorer 11 (Windows 8.1) で以前のバージョンとフォントが異なる:画像3
  • Internet Explorer 11
Internet Explorer 11 (Windows 8.1) で以前のバージョンとフォントが異なる:画像4

font-familyにフォント名"MSゴシック"を記述する

font-familyに直接フォント名を指定することで、同じフォントを利用させることができます。

AuthorPortraitAlt
著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
作成日: 2013-09-12
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