サブディレクトリ含めて、空でないディレクトリをまとめて削除する

コマンドでサブディレクトリ含めて、空でないディレクトリをまとめて削除する手順を紹介します。

概要

通常 RMDIR コマンドは空のディレクトリの削除しかできません。
空でないディレクトリを削除するには、ディレクトリ内のファイルをすべて削除し、空にする必要があります。 サブディレクトリが存在している場合にはサブディレクトリも削除します。

ファイル数が少ないうちはそれほど手間ではありませんが、ファイル数が多くなったり、サブディレクトリ数が増え、 サブディレクトリの階層も深くなった場合に削除の手続きが面倒です。

コマンド書式

空でないディレクトリをサブディレクトリ含めて削除するには次のコマンドを利用します。

RMDIR /S (削除するディレクトリ)

実行例

ディレクトリ内が空でない、C:\data ディレクトリをサブディレクトリごと削除します。
次のコマンドを実行します。

rmdir /S C:\data

サブディレクトリ含めて、空でないディレクトリをまとめて削除する:画像1


カレントディレクトリが C:\ の場合は以下のコマンドでも良いです。

rmdir /S data

サブディレクトリ含めて、空でないディレクトリをまとめて削除する:画像2

コマンドを実行すると、確認プロンプトが表示されます。
サブディレクトリ含めて、空でないディレクトリをまとめて削除する:画像3

[Y]キーを押して[Enter]キーを押します。
サブディレクトリ含めて、空でないディレクトリをまとめて削除する:画像4

削除が成功した場合、特にメッセージなどは表示されず、入力待ち状態に戻ります。
サブディレクトリ含めて、空でないディレクトリをまとめて削除する:画像5

C:\data ディレクトリが削除されていることを確認します。


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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2023-03-23
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