空のファイルを作成する

目次

コマンドプロンプトのMS-DOSコマンドで空のファイルを作成する手順を紹介します。

概要

コマンドプロンプトで空のファイルを作成したい場合がります。
DOSコマンドプロンプトでは、typeコマンドを使用して空のファイルを作成できます。
linuxでのtouchコマンドでのファイル作成と同様の処理が実行できます。

補足
PowerShellで空のファイル作成する方法はこちらの記事を参照してください。

書式

以下のコマンドを実行すると、カレントディレクトリに、(作成したいファイル名)の空ファイルが作成されます。

type nul > (作成したいファイル名) 


ファイル名部分にフルパスを与えると、指定したディレクトリにファイルを作成できます。

type nul > (作成したいファイル名のフルパス) 


nul とは?
nulはシステムで定義されている空のファイルの名称です。なお、有効なパスでないnulはファイルが見つからないエラーとなります。
(例:Dドライブがないシステムで d:\nul を記述するとファイルがない旨のエラーとなります。)

記述例

type nul > penguin.txt
type nul > c:\data\product.txt

C:\developディレクトリを作成します。ディレクトリ内は空です。
空のファイルを作成する:画像1

コマンドプロンプトを起動し、C:\develop コマンドを実行しカレントディレクトリを変更します。
空のファイルを作成する:画像2

次のコマンドを実行します。

type nul > penguin.txt

空のファイルを作成する:画像3

コマンドを実行すると、メッセージなどは表示されず、コマンド入力待ちの状態に戻ります。
空のファイルを作成する:画像4

C:\developディレクトリを確認します。penguin.txtファイルが作成されています。
空のファイルを作成する:画像5

作成された penguin.txt ファイルを開きます。ファイルは空であることが確認できます。
空のファイルを作成する:画像6

DOSコマンドを利用して、空のファイルを作成できました。

AuthorPortraitAlt
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2023-03-21
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