マクロ名
' を実行できません。このブックでマクロが使用できないか、またはすべてのマクロが無効になっている可能性があります。
Excelでマクロを実行すると 「このブックでマクロが使用できないか、またはすべてのマクロが無効になっている可能性があります。」 エラーが発生する現象について紹介します。
マクロを含んでいるExcelブックを開き、マクロを実行しようとすると、下記のエラーメッセージが表示されマクロが実行できません。
大きく分けて2つあります。
xlsx形式でブックを保存した場合、VBプロジェクトのマクロは保存されません。そのため実行するマクロが存在しないため、上記のエラーが発生します。
なお、マクロ付きのExcelブックをxlsx形式で保存すると保存時に下記のワーニングも表示されます。
Excelの設定でマクロが無効の状態になっています。
元のxlsm形式のブックがあるか確認します。xlsm形式のブックがない場合は、マクロが失われているため、再度マクロを作成します。
作業中のExcelファイルでVBプロジェクトのマクロがある場合は、xlsm 形式でExcelのブックを保存します。
ファイル保存ダイアログで[ファイルの種類]のコンボボックスをクリックします。
ドロップダウンリストが表示されます。一覧から[Excel マクロ有効ブック (*.xlsm)]をクリックして選択し、xlsm形式で保存します。
xlsm形式のブックを開くとマクロが実行できます。
マクロが無効の場合は、マクロを有効にします。
Excelのツールリボンの[開発]タブをクリックして選択します。開発タブが表示されていない場合は設定を変更して開発タブを表示します。
開発タブの表示手順はこちらの記事を参照してください。
開発タブのツールリボンの[マクロのセキュリティ]ボタンをクリックします。
下図の[トラストセンター]のダイアログが表示されます。左側のメニューの[マクロの設定]が選択された状態で、
ダイアログが表示されます。
右側のエリアの[マクロの設定]を確認します。デフォルトでは[警告して、VBAマクロを無効にする]が選択されています。
[VBA マクロを有効にする (推奨しません。危険なコードが実行される可能性があります)]のラジオボタンをクリックしてチェックをつけます。
チェック変更後ダイアログ右下の[OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
Excelの再起動をします。一度Excelを終了し、再度Excelを開きます。
マクロのあるブック(xlsm形式)を開き、マクロを実行します。警告ダイアログは表示されずにマクロを実行できます。