TOSHIBA MD05ACA800 (8TB)のレビュー - パフォーマンス 読み書きの速度と性能

TOSHIBA MD05ACA800 ハードディスクドライブのレビューです。

導入のきっかけ

バックアップ用のディスクを棚卸したところ、だいぶ台数が増えており、しかも数台はディスクエラーが発見されました。バックアップ用のディスクは20,000時間運用したものの余りを使っており、購入から10年ほど経過していたことが原因ではないかと考えられます。
バックアップ用のディスクを集約して古いディスクを廃棄するため、大容量のディスクを入手することにしました。探した結果、価格がお手頃なTOSHIBA MD05ACA800を入手することにしました。

購入

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スペック

容量8TB
回転数7,200rpm
バッファ容量128MB
プラッタ容量1.33TB
プラッタ枚数6
接続インターフェースSerial ATA600 (SATA3)

パッケージ

パッケージは下図です。シンプルな段ボール箱のパッケージです。
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中に緩衝材に梱包されたハードディスクドライブが入っています。
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ディスクドライブは静電防止袋に入った状態で梱包されています。
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外観

外観は下図です。
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コネクタ部分です。一般的なSerial ATAのコネクタです。
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測定1

測定環境

PCHP Z4 G4 Workstation
接続インターフェイスSerial ATA600 (SATA3)
CPUIntel Xeon W 2125
ChipsetIntel C422
OSWindows 10

測定結果 (Crystal DiskMark 6.0.2)

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CrystalDiskMark 6.0.2 x64 (C) 2007-2018 hiyohiyo
                          Crystal Dew World : https://crystalmark.info/
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* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

   Sequential Read (Q= 32,T= 1) :   242.161 MB/s
  Sequential Write (Q= 32,T= 1) :   241.085 MB/s
  Random Read 4KiB (Q=  8,T= 8) :     1.246 MB/s [    304.2 IOPS]
 Random Write 4KiB (Q=  8,T= 8) :     1.382 MB/s [    337.4 IOPS]
  Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) :     1.229 MB/s [    300.0 IOPS]
 Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) :     1.145 MB/s [    279.5 IOPS]
  Random Read 4KiB (Q=  1,T= 1) :     0.719 MB/s [    175.5 IOPS]
 Random Write 4KiB (Q=  1,T= 1) :     1.202 MB/s [    293.5 IOPS]

  Test : 1024 MiB [G: 0.0% (0.3/7452.0 GiB)] (x5)  [Interval=5 sec]
  Date : 2019/09/27 23:55:51
    OS : Windows 10 Professional [10.0 Build 18362] (x64)
  


Seagate IronWolf ST8000VN0022との比較では、シーケンシャルリード、ライトは同程度の性能でランダムアクセスの性能が劣る結果になりました。これはバッファサイズがSeagate IronWolf ST8000VN0022のほうが大きいためと考えられます。
一方で、HGST Deskstar NAS HDN728080ALE604 0F29801との比較では、シーケンシャルリード、ライトで高速な結果になりました。ディスクプラッタ数が減少し、密度が上昇したことによる影響と考えられます。Western Digital WD80EFZXとの比較でも同様にシーケンシャルリード、ライトの性能が高いです。こちらもプラッタ枚数の減少やディスク回転数の違いが影響していると考えられます。

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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2019-09-27
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