Soavo-1(BP)のレビューです。
SONYのスピーカー"SS-737"とアンプ"TA-313"を組み合わせて使っていたのですが、TA-313が壊れてしまい、右側のボリュームが効かなくなってしまいました。修理も無理そうでしたので、アンプとスピーカーを新しく購入することにしました。いろいろ検討した結果、YAMAHAのSoavoシリーズを購入することにしました。
当初はSoavo-2にフロアスタンドをつける予定でしたが、黒もいいな~と思い結局Soavo-1 (BP)を購入することにしました。(2009年3月)
無印版
2024年時点では、後継モデルとして "NS-F700BP1" があります。
店頭でSoavo-1の試聴をしましたが、試聴空間の広さも環境も違うため「いい音がするな~」程度で正直よくわかりませんでした。店頭で触ってみて、重量がかなりあるということはわかりました。無印版よりBPのほうが固くて重い感じの音のイメージがしました。ピアノの音はBPのほうがかなり良かった印象を持ちました。
購入後しばらくして、NS-F901も視聴しましたが、ほぼ同じ傾向のスピーカーです。
ネット通販で購入しました。当時は品薄のため届くまで3週間程度かかりました。
巨大な箱に入って届きました。(下図参照:これで1本分です)
普通の細型のフロアスタンディングスピーカーだと思って持ち上げると持てません。見た目よりはるかに重いです。かなり苦労して設置しました。
奥行きがかなりあります。設置の際には要注意です。(店頭では意外と気づきません。)
デザインも現代的で液晶テレビなどのわきに置いても「さま」になります。(TANNNOYのTurnberryなどは現代的な部屋で浮いてしまうことがありますが、Soavoなら大丈夫です。)
また、足が筐体からせり出しますので、オーディオラックにぴったりくっつけて配置することを考えている場合は足が邪魔になる可能性が高いです。設置に関する改善は後発モデルのNS-F901のほうがよくできています。
接続端子部分です、バイワイヤリンクに対応しています。
ユーザー登録したらQUOカードがもらえました。
同時に購入した、A-S2000と組み合わせて使っています。同じメーカの組み合わせで使うのが一番無難と判断したためです。
その後、A-S2000の調子があまり良くなくなったため、SONY TA-A1ES にアンプを交換しています。
低音が弱いといわれることもありますが。ONKYO D-212EXと比較すると低音はかなり出ています。Soavo-1のスピーカーは直径が小さいため1970年代の筐体が大きく直径の大きいスピーカーや海外のスピーカーと比較すると低音が弱い印象を持つかもしれません。また、お腹に響くような重低音も少ないです。重低音が出ないため隣の部屋(家族)から苦情が来なくなりました。(SS-737のときはちょっと音が大きいだけで苦情が来ていました。)
中~高音域はかなり良いです。
重低音がびんびん出たほうが良い曲は苦手な気がします。
入手してから13年ほど経過しましたが、問題なく利用できています。最近の再生では、ハイレゾ音源が増えてきていますが、
問題なく鮮明に再生できています。
ハイレゾ音源や近年の音楽のトレンドのせいかもしれませんが、低音がもっと引き締まって聞こえたほうが良い印象を持ちます。
(低音がだらしなく聞こえてしまう音源がちょくちょくあります。
イヤフォンやテレビと比較して聞いた際に、もっと低音に締まりがあったほうが良いと思うサウンドがあります。)
低音が弱めとのコメントが当初のレビューでありましたが、普通に音楽を視聴するにあたり問題はなく、
大口径のスピーカーと比べると低音の迫力面で物足りなさがある程度です。
むしろ近年はハイレゾ音源が増えてきたこともあり、音楽の全体的な鮮明感が高いほうが良い印象として聞こえることのほうが多いです。
(低音が強すぎてぼわぼわしてしまうと印象が良くない。)