セルに1行ごとに交互に数値を設定する手順を紹介します。
偶数の行のセルに1、奇数の行のセルに2、といった形式で1行ごとに交互にセルに値を設定した場合があります。
この記事では、数式を使う方法とオートフィルを使う方法で1行ごとに交互に数値をセルに入力する手順を紹介します。
下図の表を作成します。この表の行に1行ごとに交互に数値を設定します。
3行目と4行目に数値を入力します。今回はH3セルに"1"、H4セルに"2"を入力しました。残りの行に対して交互に1,2の値を設定します。
H3,H4セルを選択します。
マウスポインタを選択範囲の右下に移動します。マウスポインタが[+]の形状に変わります。
マウスポインタの形状が[+]の状態で下方向にドラッグします。
ドラッグが完了すると、連番で数値が入力されます。この状態では連番なので設定したい形式とは違います。
選択範囲の右下のメニューボタンをクリックします。下図のドロップダウ雲メニューが表示されます。
デフォルトではメニューの[連続データ]の項目のラジオボタンが選択されています。メニューの[セルのコピー]の項目のラジオボタンをクリックして選択します。
選択を変更すると連番で表示されていた状態から、数値が交互に表示される状態に変化します。
1行ごとに交互に数値を入力できました。
数式を利用する場合の手順です。数式を利用する場合はセルの行番号を取得するROW()
関数を利用します。
ROW関数の詳細については、こちらの記事を参照してください。
以下の数式を入力します。
MOD関数は剰余を求める関数です。現在のセルの行の数を2で割った余りをセルに表示する数式です。
下図のG3セルの場合は 3 / 2
の余りの "1" がセルに表示されます。
数式を確定すると、G3セルに "1" の値が表示されます。
G3セルをコピーし、他の行にペーストします。行番号が偶数の場合は余りが0になるため、1と0の値が交互に設定されます。
=MOD(ROW()+1,2)
=MOD(ROW()+1,2)+1