セルに1列ごとに交互に数値を設定する

セルに1列ごとに交互に数値を設定する手順を紹介します。

概要

偶数の列のセルに1、奇数の列のセルに2、といった形式で1行ごとに交互にセルに値を設定した場合があります。 この記事では、数式を使う方法とオートフィルを使う方法で1列ごとに交互に数値をセルに入力する手順を紹介します。

手順 : オートフィルを利用する場合

下図の表を作成します。この表のC列以降に1列ごとに交互に数値を入力したいです。
セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像1


C列のC2セルに "1" D列のD2セルに "2" を入力します。
セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像2

C2,D2セルを選択します。
セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像3

マウスポインタを選択範囲の右下に移動します。マウスポインタが[+]の形状に変わります。
セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像4

マウスポインタの形状が[+]の状態で右方向にドラッグします。
セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像5

ドラッグが完了すると、連番で数値が入力されます。この状態では連番なので設定したい形式とは違います。
セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像6

選択範囲の右下のメニューボタンをクリックします。下図のドロップダウ雲メニューが表示されます。 デフォルトではメニューの[連続データ]の項目のラジオボタンが選択されています。 メニューの[セルのコピー]の項目のラジオボタンをクリックして選択します。
セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像7
セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像8


1列ごとに交互に数値を入力すできました。
セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像9

手順 : 数式を利用する場合

数式を利用する場合の手順です。数式を利用する場合はセルの行番号を取得するCOLUMN() 関数を利用します。 COLUMN関数の詳細については、こちらの記事を参照してください。

以下の数式を入力します。

=MOD(COLUMN(),2)

セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像10


MOD関数は剰余を求める関数です。現在のセルの列の数を2で割った余りをセルに表示する数式です。
下図のC2セルの場合は 3 / 2 の余りの "1" がセルに表示されます。

セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像11

C2セルをコピーし、他の列にペーストします。列番号が偶数の場合は余りが0になるため、1と0の値が交互に設定されます。
セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像12

1列ごとに交互に数値を入力すできました。
セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像13


補足
奇数列を0にする場合は、COLUMN関数に1を加算します。
=MOD(COLUMN()+1,2)
セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像14

また、1,2 の数値を交互に設定したい場合は結果に1を足す数式にします。
=MOD(COLUMN()+1,2)+1
セルに1列ごとに交互に数値を設定する:画像15
AuthorPortraitAlt
著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
作成日: 2021-01-31
Copyright © 1995–2025 iPentec all rights reserverd.