Office Scriptsでセルの背景色を変更する

Office Sciripts でセルの背景色を変更するコードを紹介します。

概要

Office Scriptsでセルの背景色を変更します。
背景色を変更する場合は、ExcelScript.RangeFillオブジェクトのsetColorメソッドを利用します。

書式

(EcelfScript.RangeFillオブジェクト).setColor([セルに設定するカラーコード]);

コード

Office スクリプトを作成し以下のコードを記述します。

function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
    let sheet:ExcelScript.Worksheet = workbook.getWorksheets()[0];
    sheet.getRange("A3:D3").getFormat().getFill().setColor("#ffd270");
}

解説

シートオブジェクトを取得します。[0]を指定しているため、一番最初のシートオブジェクトをsheet変数に代入します。

   let sheet:ExcelScript.Worksheet = workbook.getWorksheets()[0];

ExcelScript.Range オブジェクトを getRange() メソッドで取得し、getFormat()メソッドでExcelScript.RangeFormat オブジェクトを取得し、 getFill()メソッドで、ExcelScript.RangeFill オブジェクトを取得します。
ExcelScript.RangeFillオブジェクトのsetColor() メソッドを呼び出し、セルの背景色を設定します。
下記コード絵は、A3:D3範囲のセルの背景色を #FFD270 のカラーに設定します。

    sheet.getRange("A3:D3").getFormat().getFill().setColor("#ffd270");

実行結果

上記のコードのOfficeスクリプトを作成します。

スクリプトを実行します。A3:D3 範囲のセルの背景色が、#FFD270 (黄色)に設定されました。

Office Scripts を利用してセルの背景色を設定できました。

著者

neg

iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。