Olympus CAMEDIA C-21 - F8.0 1/320秒
OLYMPUS PEN E-P3 のレビューです。
最新型、上位モデルにふさわしい性能です。個人的にはもう少し今風のデザインで大きさが一回り小さければ文句なしです。
パンケーキレンズは…うーん…
SONYのNEX-5を使って写真を撮影していて満足ではあったのですが、
ネット通販で購入しました。ダブルレンズキットを購入しました。
パンケーキレンズは微妙ですのでパンケーキレンズなしモデルもよいかもしれません。
ダブルレンズキットに付属のパンケーキレンズM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8のレビューはこちら
液晶保護フィルタと予備のバッテリーパックも合わせて購入しました。
スナップ用のカメラとして使うので、M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0も併せて入手しました。
むしろ、このレンズを使うためにPEN E-P3を購入しました。レビューはこちら。
ダブルレンズキットの割には、小さめの箱に入っています。
中身は下図の通りです。充電器、ストラップUSBケーブルがついています。USBケーブルとTV-Outケーブルは使う頻度が低いためか箱の奥深くの取り出しにくい位置に入っていました。(USBケーブルとTV-Outケーブルは使わないので、撮影後、箱の元の位置に戻しました。)
本体です。今回はシルバーモデルを入手しましたが、質感は高級感があり非常に良いです。デザインはちょっと古めかしい感じもします。
大きさは…ちょっと大きいですが、なんとか許容範囲ではないでしょうか。グリップがない状態はブリキのお弁当箱のようです。
付属品のグリップを付けてみました。表面は革張りのようなデザインになっています。が…ちょっと古めかしいような…
付属品のグリップが気に入らなかったので、別売の大型グリップを付けてみました。カメラ自体も持ちやすくなり良い感じです。デザインもこちらのほうが好みです。
バッテリーと充電器です。充電器は直接コンセントにさせるタイプのほうが持ち運びが楽なのですが、海外対応を考えてこの形になっているのでしょうか?
ケーブルが長くて太くかさばるため、下記の直結アダプターを利用しています。こちらにすると場所を取らずコンパクトに持ち運びできます。
本体と接続するためのUSBケーブルです。
が、よく見るとカメラ側のコネクタ形状が違います。一般的なmini-USBコネクタではありません。TV-Out端子と共用しているため専用のコネクタを用いているようです。
M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ Rのレビューはこちら
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以下のストラップを使っています。
レビュー記事はこちらです。
レビュー記事はこちらです。
カメラの重さが気になる場合は、長めのストラップを購入して斜め掛けしたほうが良いかもしれません。
レビュー記事はこちらです。
速いといわれているとおり、ピントが素早く合います。デフォルトの設定ではピントが合わないとシャッターが下りない設定になっています。近くに寄りすぎて撮影しようとするとシャッターが下りずに、あたふたしてしまいました。
標準では35点AFを利用する設定になっています。軽く使った感じでは違いは良くわかりませんでした。NEX-5と比較すると中央付近の物体に対して優先的にピントが合うような使用感です。
私が使う場合はフォーカスがあった時の電子音(ピピッ音)を消して使っているのですが、電子音の消し方がわかりませんでした。マニュアルを見て、詳細設定メニューを表示する設定に変えてから、詳細設定メニュー内の電子音の項目で電子音をOFFにできます。
シャッターボタンを押すとすぐにシャッターが切られます。違和感なく自然に使えます。シャッター音はNEXに比べると静かです。
シャッター音が大きく、メカニカルな音がすると写真を撮っている気分になれるので楽しいのですが、静かな場所での撮影時には意外とシャッター音が気になります。長く使い続けるとシャッター音は静かなほうが良くなってきます。
明るく鮮明です。タッチした時の反応も良いです。有機ELパネルを使用していますので、スマートフォンのGalaxyのように色が鮮やかに表示されます。カメラのモニターとしてはちょっと彩度が強すぎるような印象を持ちました。画面を少し暗くして使うとよいのかもしれません。慣れの問題もあるので、しばらく使い続けてみたいです。
屋外の場合は日差しが強いため、彩度の強さはほとんど気になりません。
タッチパネルモニターをタッチするとタッチした位置にフォーカスを合わせシャッターを切る機能が有効になっています。ネックストラップをつけて首からぶら下げるとお腹にタッチパネルが当たり、お腹でシャッターを切れます(薄着の場合)。…最初はなんじゃこりゃ?と思いましたが、使い方によっては結構使えるかも?
電源ONにすると青色のパワーLEDが点灯しますが、かなり明るいです。煌々と光ります。あまりに明るすぎるので、もう少し抑え気味でも良いような気がします。
ISO感度別の比較はこちらの記事を参照してください。
RAW+JPEGモードで利用した場合、SDカードが空っぽのときは起動が速いのですが、撮影枚数が増えるごとに電源を入れてから撮影が可能になるまでの起動時間がどんどん伸びます。SDカードが空の状態では1秒~1.5秒で撮影可能になりますが、32GBいっぱいに撮影した状態では撮影可能になるまで5~6秒ほど時間がかかります。だんだん起動時間がかかるようになり、しかも電池の持ちまで悪くなるため、この仕様にはかなりイラつきました。
対策として
ファームウェアーの更新をしたところ状況が改善されたような気がします。メモリのチェック中でも画面が撮影可能な状態に変わり撮影ができるように改善されたようです。
変な場所にピントが合うことがたまにあります。ただし、意図した場所にピントが合わない場合でもパネルをタッチすれば撮影できるため、それほど不便には感じません。
顔でないものが顔認識されることがちょくちょくありました。顔認識はSONYのNEXシリーズのほうが優秀です。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0をメインで使っていますが、身に着けて持ち歩くにはちょっと重いです。これが限界サイズかと思われます。もし、これより大きくて重くなるならば一眼レフカメラが候補に入ってきそうです。
NEX-5との比較です。
NEX-5では暗所でもISO-400~800程度ですが、E-P3はISO-1600まで上がります。電球色光の部屋でもE-P3はISO1600まで上がってしまいますが、NEX-5はISO-800程度で止まります。E-P3はデフォルトの設定ではISO-1600以上にはならない設定になっています。カスタムメニューの(E)のISOオート設定の[上限値]を1600からさらに高い値に変えるとISO感度が設定した数値まで上がるようになります。
薄暗い場所では、同程度のズームレンズの場合、Exmor Rセンサを使っているせいか、プログラマブルオートではEX-5のほうがシャッタースピードは短いです。
E-P3のプログラマブルオートは暗所の場合、絞りを開き、ISO感度を上げシャッタースピードを短いままにする傾向が強いです。一方NEX-5では絞りはあまり変えず、ISOも高い値にせず、シャッタースピードを長くする傾向が強いです。
白いものを撮影する場合、ISOの感度が敏感なため、E-P3のほうがISOが下がりやすく、より暗く撮影されます。白い封筒などを撮影する場合は背景などの別の場所でAELで露出をロックをしてから撮影すると暗くならずに撮影できます。
E-P3のほうが、暗く撮影されるため、色がはっきり出る傾向にあります。NEX-5は明るく撮影されますがその分、発色は白くなりがちな傾向です。
レンズをつけると、意外とかっこよいかも…
その後、使い続けたところ、ボディの光沢部分のビニールコーティングのようなものがぽろぽろと剥がれ落ちてきてしまいました。剥がれ落ちたところが日焼け後の肌のようにまだらになってしまうため、ちょっとがっかり感があります。
シャッターボタンとボディの隙間が微妙に空いている為か、ちょっとしたゴミがシャッターボタンの隙間に入るとシャッターボタンが反押しになったままになってしまうことがありました。シャッターボタンを掃除をしたら解消しました。
今後、経年劣化が進むとシャッターボタンが反押しになったままになってしまうことが増えるかもしれません。