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指定した面にトゥーンシェーダーのエッジを表示する - マルチサブオブジェクトを利用したエッジ表現

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指定した面にトゥーンシェーダーのエッジを表示する手順を紹介します。

概要

こちらの記事ではトゥーンシェーダーを利用してレンダリングする手順を紹介しました。 レンダリング設定で、Contour フィルタを適用するとジオメトリオブジェクトの外形にエッジの線を表現できまます。 また、こちらの記事では、パラメーターを変更して鋭角なエッジにも線を表現する手順を紹介しました。

一方でモデルの形状にかかわらずオブジェクトにエッジの線を表現したい場合があります。 指定した面のマテリアルを変更することで境界部分にエッジを表現できます。 この記事では、マルチ/サブオブジェクトを利用してオブジェクトの指定した面にエッジを表示する手順を紹介します。

手順

シーンを作成し下図のオブジェクトを配置します。
指定した面にトゥーンシェーダーのエッジを表示する - マルチサブオブジェクトを利用したエッジ表現:画像1

マルチ/サブオブジェクトのマテリアルを準備します。詳しくはこちらの記事を参照してください。
指定した面にトゥーンシェーダーのエッジを表示する - マルチサブオブジェクトを利用したエッジ表現:画像2

ジオメトリオブジェクトの一部のポリゴンを選択し、サブオブジェクトのマテリアルを適用します。レンダリングします。 一部のポリゴンが別のマテリアルになっていることが確認できます。
指定した面にトゥーンシェーダーのエッジを表示する - マルチサブオブジェクトを利用したエッジ表現:画像3

レンダリング設定ダイアログを開き、Filteringロールアウトの[SAmple Filter]グループの Type の値を "Conter" に設定します。
指定した面にトゥーンシェーダーのエッジを表示する - マルチサブオブジェクトを利用したエッジ表現:画像4

レンダリングします。マテリアルの境界部分に線が描画されます。
指定した面にトゥーンシェーダーのエッジを表示する - マルチサブオブジェクトを利用したエッジ表現:画像5

Angle Thresholdの値を180より小さい値にします。今回は90に設定します。
指定した面にトゥーンシェーダーのエッジを表示する - マルチサブオブジェクトを利用したエッジ表現:画像6

レンダリングします。マテリアルの境界に加え、鋭角なエッジにも線が描画されます。
指定した面にトゥーンシェーダーのエッジを表示する - マルチサブオブジェクトを利用したエッジ表現:画像7

指定した面にサブオブジェクトのマテリアルを適用し、線を描画することができました。

AuthorPortraitAlt
著者
iPentecのメインデザイナー
Webページ、Webクリエイティブのデザインを担当。PhotoshopやIllustratorの作業もする。 最近は生成AIの画像生成の沼に沈んでいる。
作成日: 2022-10-28
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