Margin と Padding プロパティの利用

Delphi 2006 から導入された Margin と Padding プロパティの動作を確認します。

動作の確認

Win32アプリケーションを新規作成します。次にPanelを一枚配置します。
Margin と Padding プロパティの利用:画像1

Marginプロパティをセットします。Margin.Bottom Margin.Top Margin.Right Margin.Left すべて50にしてみます。
#img("delphi2006-margin-padding-02)

ガイドラインのスナップ位置はMarginプロパティによって変わるようです。ウィンドウの端から50ピクセルでスナップするようにガイドラインが表示されるようになりました。
Margin と Padding プロパティの利用:画像2

次に、AlignプロパティをalClientにします。Panelが画面全体に表示されるようになりました。
Margin と Padding プロパティの利用:画像3

ここでAlignWithMarginプロパティをTrueにします。Panelがウィンドウの端からMarginで設定した値の幅だけマージンをとるようにリサイズされます。
Margin と Padding プロパティの利用:画像4

ウィンドウのサイズを小さくする下図のようになります。
Margin と Padding プロパティの利用:画像5

先ほど配置して、Marginプロパティを編集したPanelを削除し、新たなPanelを配置します。AlignプロパティをalClientにします。
Margin と Padding プロパティの利用:画像6

次にFormを選択しPaddingプロパティの値を変えてみます。下図はPadding.Bottomを50にしたときのものです。
Margin と Padding プロパティの利用:画像7

Left Top Right もそれぞれPaddingプロパティを設定してみました。
Margin と Padding プロパティの利用:画像8

Delphi2006では、Delphiのコンポーネントにおいても、スタイルシートで用いられる、Margin Paddingの概念が実現できるようになりました。リサイズされるウィンドウできれいにコンポーネントを配置するのに重宝するかもしれません。


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著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
作成日: 2006-01-01
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