「一時IPv6アドレス」を利用しない設定に変更する (匿名IPv6アドレスの無効化)

Windowsで「一時IPv6アドレス」を利用しない設定に変更する手順を紹介します。

概要

IPv6ではプライバシー保護の観点からインターネット接続の際にはMACアドレスなどのハードウェア情報から生成されたIPv6アドレスではなく、使い捨てのIPv6アドレス(匿名IPv6アドレス)を生成して利用します。この記事では、匿名IPv6アドレスを無効にする手順を紹介します。

「一時IPv6アドレス」を利用しない設定に変更する (匿名IPv6アドレスの無効化):画像1

コマンド

一時IPv6アドレスを無効にする場合

匿名IPv6アドレスを利用しない設定に変更するには、下記コマンドを実行します。

netsh interface ipv6 set privacy state=disable

「一時IPv6アドレス」を利用しない設定に変更する (匿名IPv6アドレスの無効化):画像2

コマンドが実行できると"OK"のメッセージが出力されます。
「一時IPv6アドレス」を利用しない設定に変更する (匿名IPv6アドレスの無効化):画像3

PCを再起動後、ipconfigコマンドでネットワークインターフェイスのIPアドレスを確認すると、「一時IPv6アドレス」の項目が表示されていません。
「一時IPv6アドレス」を利用しない設定に変更する (匿名IPv6アドレスの無効化):画像4

一時IPv6アドレスを有効にする場合

匿名IPv6アドレスを利用する設定に変更するには、下記コマンドを実行します。

netsh interface ipv6 set privacy state=enable

「一時IPv6アドレス」を利用しない設定に変更する (匿名IPv6アドレスの無効化):画像5

コマンドが実行できると"OK"のメッセージが出力されます。
「一時IPv6アドレス」を利用しない設定に変更する (匿名IPv6アドレスの無効化):画像6

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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2017-04-28
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