FreeSSHd の初期設定

FreeSSHd の初期設定をします。

FreeSSHdのコンソール表示

FreeSSHdのコンソールを表示します。タスクトレイにFreeSSHdのアイコンが表示されていればクリックします。タスクトレイにアイコンが表示されていない場合は、スタートメニューやデスクトップのFreeSSHdのショートカットをクリックしてFreeSSHdを起動します。
FreeSSHd の初期設定:画像1

FreeSSHdのコンソールは下図のダイアログです。
FreeSSHd の初期設定:画像2

SSHのサーバーアドレス(Listen addreess)の設定

SSHのサーバーアドレスを設定します。設定ダイアログの[SSH]タブをクリックします。下図の画面が表示されます。
FreeSSHd の初期設定:画像3

画面上部の[Listen Address]のコンボボックスをクリックしドロップダウンリストを表示します。リストからこのマシンのIPアドレスが表示されている項目を選択します。
FreeSSHd の初期設定:画像4

必要に応じてポート番号やRSAキーのパスを変更します。今回はデフォルトのままとしました。
FreeSSHd の初期設定:画像5

SSH サービスの起動確認

SSHサービスを起動します。[Server status]タブをクリックします。下図の画面が表示されますので、"SSH server"の[Click here to start it.]のリンクをクリックします。
FreeSSHd の初期設定:画像6

注意 : エラーが表示される場合

"Generic error for access vioration."のエラーメッセージが表示される場合は、FreeSSHdのサービスが起動しており、衝突している可能性があります。
FreeSSHd の初期設定:画像7

管理ツールの[サービス]を起動し、"FreeSSHDService"が起動しているか確認します。
FreeSSHd の初期設定:画像8

サービスとして起動しているFreeSSHdを用いる場合はそのままの状態にしておきます。サービスでないFreeSSHdを起動する場合は、FreeSSHDServiceを停止します。
FreeSSHd の初期設定:画像9
FreeSSHd の初期設定:画像10

サービス停止後、設定アダイアログでFreeSSHdを起動すると正しく起動できます。起動できると下図の画面となります。
FreeSSHd の初期設定:画像11

サービスでFreeSSHdを起動して利用する場合は、サービス起動状態でも、Server statusが[×]の状態になったままになります。

ユーザーの追加

FreeSSHdで接続できるユーザーを追加します。設定ダイアログの[Users]タブをクリックします。下図の画面が表示されます。[Add]ボタンをクリックし、ユーザーを追加します。
FreeSSHd の初期設定:画像12

ユーザーが作成されていない場合
Windowsログインユーザーを用いる場合でログインユーザーが作成されていない場合、こちらの手順でユーザーを作成します。

NT authentication を利用したユーザー追加

WindowsのユーザーがSSHを利用する場合はNT authenticationでユーザーを追加します。[Users]タブの[Add]ボタンをクリックすると下図の[User properties]ダイアログが表示されます。
FreeSSHd の初期設定:画像13

[Login]の欄にWindowsユーザーアカウント名を入力します。[Authorization]欄は"NT authentication"を選択します。
FreeSSHd の初期設定:画像14

[User can use]欄のオプションを設定します。今回はすべてにチェックを付けました。設定ができたら、ダイアログ下部の[OK]ボタンをクリックします。
FreeSSHd の初期設定:画像15

[Users]タブの画面に戻ると、[Login]のリストに先ほど追加したユーザーが追加されていることが確認できます。
FreeSSHd の初期設定:画像16

Password stored as SHA1 hash の認証でユーザー追加する

Windowsユーザー以外のユーザー名でSSHにログインしたい場合、もしくはWindowsログインとは異なるパスワードで認証したい場合は、"Password stored as SHA1 hash"のモードでユーザーを追加します。

FreeSSHdの設定画面を表示し、[Users]タブを選択します。下図の画面が表示されます。画面上部の[Add]ボタンをクリックします。
FreeSSHd の初期設定:画像17

下図の[User properties]ダイアログが表示されます。
FreeSSHd の初期設定:画像18

[Login]の欄に作成するユーザーアカウント名、アカウントに設定するパスワードを入力します。[Authorization]欄は"Password stored as SHA1 hash"を選択します。また、[User can use]欄のオプションを設定します。今回はすべてにチェックを付けました。設定ができたら、ダイアログ下部の[OK]ボタンをクリックします。
FreeSSHd の初期設定:画像19

[Users]タブの画面に戻ると、[Login]のリストに先ほど追加したユーザーが追加されていることが確認できます。
FreeSSHd の初期設定:画像20

Public key (SSH only) の認証でユーザー追加する

証明書を利用した認証を用いる場合は"Public key (SSH only)"のモードでユーザーを追加します。
証明書を利用した認証設定はこちらの記事を参照してください。

ログの設定

サーバーの構築初期には接続できないなどの問題が発生する可能性があるため、ログを取りたいことがあります。ログを取得する場合は、設定ダイアログの[Logging]タブをクリックします。下図の画面が表示されます。
FreeSSHd の初期設定:画像21

[Log events]チェックボックスにチェックを付けます。下部の[Log file]欄にログファイルのパスを入力します。今回はデフォルトのまま("c:\Program Files (x86)\freeSSHd\freesshd.log")としました。
FreeSSHd の初期設定:画像22

補足

サービスでFreeSSHdを起動している場合、ログが出力されないようです。サービスとしてFreeSSHdを起動している場合、いったんサービスを停止し、設定画面からサーバーを起動するとログが出力されます。

SFTPのHOMEディレクトリの設定

SFTPでアクセスした際のHOMEディレクトリのパスを変更する必要がある場合の手順です。[SFTP]タブをクリックします。下図の画面が表示されます。
FreeSSHd の初期設定:画像23

[SDTP home path]の欄にHOMEに設定したいパスを入力します。
FreeSSHd の初期設定:画像24

特にNT authentication ではない認証でユーザーを追加した場合には変更が必要になります。

AuthorPortraitAlt
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
作成日: 2014-05-12
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