PowerShell でのパイプ (パイプライン) の利用

PowerShell でパイプ (パイプライン) を利用します。

概要

パイプラインを利用するとコマンドの出力結果を次のコマンドへの入力として送ることができます。 この記事ではPowerShellでのパイプラインの利用方法を紹介します。

書式

パイプラインは | 演算子を利用します。

次の書式はコマンド1の結果をコマンド2の入力に与えます。

(コマンド1) | (コマンド2)


パイプラインは複数段つなげて記述することもできます。

(コマンド1) | (コマンド2) | .... | (コマンドn)

利用例1

はじめに、ipconfig コマンドだけを実行します。
PowerShell でのパイプ (パイプライン) の利用:画像1

ipconfigの結果が表示されます。たくさん情報が表示されちょっと見にくいです。必要な項目のみを表示したいです。
PowerShell でのパイプ (パイプライン) の利用:画像2

パイプを利用して ipconfigの結果を検索して、該当部分のみを表示します。次のコマンドを実行します。

Select-String コマンドで "IPv4"の文字列のある行のみを抜き出します。

ipconfig | Select-String -Pattern 'IPv4'

PowerShell でのパイプ (パイプライン) の利用:画像3

コマンドを実行すると下図の結果が表示されます。ipconfig の出力から "IPv4" の文字列のある行のみがコンソールに表示されます。

PowerShell でのパイプ (パイプライン) の利用:画像4

利用例2

Get-ChildItem コマンドをフィルタする例です。次のコマンドを実行します。

Get-ChildItem で取得したオブジェクトの Name プロパティの値が "p" の文字から始まる要素を取り出します。

Get-ChildItem | Where-Object {$_.Name -Like "p*"}

PowerShell でのパイプ (パイプライン) の利用:画像5
PowerShell でのパイプ (パイプライン) の利用:画像6

AuthorPortraitAlt
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
作成日: 2021-09-21
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