イラストや漫画用の"そらで描く"靴の書き方の紹介記事です。写実の正確さよりもそれっぽく見えるものを手早く簡単に書く方法です。
靴はキャラクターのパーツの中でも特に難しいものの一つです。立体的な構造で曲面があるため、描くことを難しくしています。
そのため靴は以下の方針で書きます。
後ろ向きな方針ですが、難しいものは書かずに避けるのが一番です。
とはいえ、靴を描かざるを得ない場合があります。
書き始める前に描く靴の画像や写真を集めます。Google画像検索などで描く靴の画像を入手します。
靴を描く場合は、斜め上から靴の前面、側面、上面の3面が見えている状態はとても難しいため、まずは、上面から見ている状態を書けるようにします。
正面上から見ている場合を描きます。この形状であれば、比較的書きやすいです。ポイントは足首よりも足を大きく描くことです。
先に足のあたりをとっておくと書きやすいです。足のひらは先端に向かうほど内側が出っ張ります。外側はあまり外には出ません。足のあたりが取れたら靴の大きさであたりをとります。あたりをとり終えたら、靴の形状を描きこみます。上面から見た形状を描きこめばよいのでそれほど難しくはないです。
続いて側面の描画です。側面も比較的書きやすいのではないでしょうか。
側面の場合も足のあたりをとってから靴のあたりをとって描くと形を合わせやすいです。足のあたりはこちらの記事を参照してください。
同じ要領で前面と背面からも書いてみます。こちらも難しさはないです。
形が崩れてしまう場合は、足のあたりをとってから描画します。
前後左右が書けることを確認したら、続いて2面を描きます。
背面を書き、背面につなげて側面を書きます。背面だけ、側面だけの時と比べて横幅を短くして書きます。
続いて上面と側面のパターンを描いてみます。先に描いた上面のパターンを少し傾けて描き、側面をつなげて書きます。若干コツが必要ですので何度か試してみてください。
上記の方法でたいていの靴のパターンはカバーできますが、どうしても斜め上からの視点で書きたい場合があります。この場合は直方体や台形柱などであたりをとって描くと比較的容易に描けますが、やはり難しくある程度の慣れが必要です。
この角度で描くのは難しいです。