イラストや漫画用のデフォルメされた人物キャラクターの腕の書き方の紹介です。
腕は円柱で形状の下書きをする方法が多く紹介されていますが、
この記事では、直方体で形状を下書きする方法を紹介します。
直方体2つで腕の形状の下書きを表現します。1つの直方体は縦につぶれた形状で上腕部とします。
もう1つは横につぶれた形状の直方体にします。ひじの部分で接続します。
画面の上(奥)を肩とします。画面の下(手前)を手とします。わかりやすくするため、肩と手の形状も直方体で下書きします。
形状をわかりやすくするため、見えない部分の線を消した状態が下図です。
下書きに従って、輪郭線を描画します。
内側は書き込む線は描きすぎないほうが良いです。ひじ部分とわきの下の線程度でよいです。下書きの線を削除して完成です。
手のひらが横向きになる場合は、手首が回転するだけでなく、肘から先の腕も回転するので肘の部分を含めて回転した長方形を描画して下書きすると描画しやすくなります。
下書きに従って、輪郭線を描画します。
内側は書き込む線は描きすぎないほうが良いです。ひじ部分とわきの下の線程度でよいです。下書きの線を削除して完成です。
手の甲側が見える場合は、さらに回転した状態になります。実際はもう少し複雑にねじれますが、デフォルメした形状であれば、直方体のあたりで十分表現できます。
下書きに従って、輪郭線を描画します。
内側の線は描かなくて問題ないです。
腕を曲げている場合も同様の手順で描画します。
2個の直方体で、腕の形状を下書きします。
わかりやすくするため、手のひらと肩の部分も直方体で形状の下書きをします。
下書きの形状をもとに輪郭線を描画します。
内側は書き込む線は描きすぎないほうが良いです。わきの下の線程度でよいです。下書きの線を削除して完成です。
先ほどの状態から手のひらの向きが90度回転する場合の例です。
手のひらの向きが変わる場合、手のひらが回転するのではなく、ひじが回転して腕がねじれるため、一方の直方体の形状が90度回転する状態になります。(下図参照)
ねじれた形状の直方体を下書きとして描画します。
手の形状も直方体で下書きします。
下書きの形状をもとに輪郭を描画します。出来上がった輪郭は先ほどの輪郭とあまり違いがありませんが、
バランスや線のカーブを調整する際に形状を把握しやすくなります。
内側は書き込む線は描きすぎないほうが良いです。わきの下の線程度でよいです。下書きの線を削除して完成です。