「fatal: unable to access 'https://github.com/......': error setting certificate verify locations: CAfile: C:/Program Files/Git/mingw64/etc/ssl/certs/ca-bundle.crt CApath: none」エラーが発生してリポジトリのクローンができない現象の対処法です。
バッチファイルやコマンドでGitを実行する場合に、以下のエラーが発生して処理が止まる場合があります。
Git for Windows をインストールして利用している場合には発生するケースが少ないですが、Visual StudioのGitを利用している場合に発生するケースが多いです。原因は、信頼されたSSLの証明書がGit for Windowsでは次のディレクトリに配置されます。
C:/Program Files/Git/mingw64/etc/ssl/certs/ca-bundle.crt
一方、Visual Studio のGitは、ca-bundle.crt は以下のディレクトリに配置されます。
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\(エディション)\Common7\IDE\CommonExtensions\Microsoft\TeamFoundation\Team Explorer\Git\mingw64\ssl\certs
バッチファイルやコマンドでの処理の場合、デフォルトのC:/Program Files/Git/mingw64/etc/ssl/certs/ca-bundle.crt
を参照する設定になっている場合があるため、信頼された証明書が見つからずにエラーが発生します。
Git for Windows をインストールします。インストール手順はこちらの記事を参照してください。
C:/Program Files/Git/mingw64/etc/ssl/certs/
ディレクトリを作成し、
ca-bundle.crt
と ca-bundle.trust.crt
をVisual StudioのGitのcertsディレクトリからコピーして配置します。