"yyyy-MM-ddThh:mm:ssZ" 形式(ISO 8601 形式)の文字列を時刻日付セルに変換する

Excelで"yyyy-MM-ddThh:mm:ssZ" 形式(ISO 8601 形式)の文字列を時刻日付セルに変換する手順を紹介します。

概要

ログ等のCSVファイルで日付が "yyyy-MM-ddThh:mm:ssZ" の文字列形式(ISO 8601 形式)で記述されていることがあります。 文字列で記述されているため、Excelで日付として扱うことができません。この記事では "yyyy-MM-ddThh:mm:ssZ" の文字列をExcelの日付として扱う方法を紹介します。

手順 : セルの値で "yyyy-MM-ddThh:mm:ssZ" の文字列が与えられている場合

セルの値に"yyyy-MM-ddThh:mm:ssZ"の文字列がある場合に、日付形式に変換する手順を紹介します。下図の表を例にします。


変換した日付・時刻のセルを表示するための列を追加します。


A1セルに以下の数式を入力します。

=DATEVALUE(MIDB(B1,1,10))+TIMEVALUE(MIDB(B1,12,8))+TIME(9,0,0)



数式を入力するとセルに時刻が表示されます。


セルの書式設定で書式を変更します。今回は、カスタムの書式で "yyyy/mm/dd hh:mm:ss" を設定します。


セルの書式が設定され、日付と時刻が表示される状態になりました。


セルをコピーしてA2セル以下にペーストします。B列の文字列を日付・時刻形式に変換した値がA列に表示できました。

手順 : セルの値で "yyyy-MM-ddThh:mm:ssZ" の文字列のCSVファイルを読み込む場合

"yyyy-MM-ddThh:mm:ssZ" の文字列が入力されたCSVファイルを読み込む場合の手順を紹介します。下記のCSVファイルを準備します。

2019-08-01T14:32:55Z,+OK,AAA,BBB
2019-08-01T16:45:19Z,+OK,DDD,KKK
2019-08-01T20:18:15Z,+OK,FFF,CCC
2019-08-02T05:22:04Z,+OK,EEE,BBB
2019-08-02T10:40:12Z,+OK,GGG,BBB
2019-08-03T12:25:41Z,+OK,QQQ,FFF
2019-08-03T22:17:26Z,+OK,AAA,NNN

Excelを起動しツールリボンの[データ]タブをクリックします。ツールリボンの[テキストまたはCSV から]のボタンをクリックします。または[データの取得]ボタンをクリックしドロップダウンメニューの[ファイルから]項目のサブメニューの[テキストまたは CSV から]の項目をクリックします。詳しくはこちらの記事も参照してください。


[データの取り込み]ダイアログが表示されますので、CSVファイルを開きます。


ダイアログが表示されます。1列目の"yyyy-MM-ddThh:mm:ssZ" の文字列が時刻表示に変換されていることが確認できます。ダイアログ右下の[読み込み]ボタンをクリックします。


変換された結果が読み込まれます。


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著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
作成日: 2019-09-02
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