Visual Studio のデバッガでbyte[]の変数の値をバイナリファイルに保存する

ジョナスン

質問: ブレークポイントでbyte[]の値をファイルに保存したい

ブレークポイントで画像ファイルのbyte[]の値を確認していますが、ファイルに保存して画像として開ける状態か確認したいです。 Visual Studioでブレークポイントでbyte[]の値をファイルに保存する方法はありますか?
(コードにFileStreamを追記してWriteすればよい話だと思いますが、面倒です。)

はじめに

Visual Studioでデバッグ中にbyte[]などのバイナリの値を保存したいことがあります。
Visual Studioのイミディエイトウィンドウを利用すると比較的簡単に実現できます。

方法

Visual Studioのデバッガで停止中に、イミディエイトウィンドウ（即時ウィンドウ）で以下のコードを実行します。

System.IO.File.WriteAllBytes(@"(ファイルの保存先パス)", (byte[]型の変数));

手順例

プログラムでブレークポイントで停止している状態です。


ウォッチウィンドウでbuffer変数の値を確認します。値は入っていますが、 画像ファイルなので、データが合っているかはファイルとして開けるかで確認したいです。


[デバッグ]メニューの[ウィンドウ]サブメニューの[イミディエイト]の項目をクリックします。


クリックすると、ウィンドウの下部に[イミディエイト ウィンドウ]が表示されます。
イミディエイトウィンドウに以下のコマンドを入力します。

System.IO.File.WriteAllBytes(@"C:\data\debug.png", buffer);

[Enter]キーを押してコマンドを実行します。以下のメッセージが表示されますが、実行はできています。

C:\dataディレクトリに debug.png ファイルが作成されています。ファイルを確認して値に問題ないかが確認できます。

Visual Studioのデバッガでbyte[]の変数の値をバイナリファイルに保存できました。

著者

Penta

iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用