ASP.NET アプリケーションの作成

新しい機能の一つである、ASP.NET を利用します。

プロジェクトの作成

[File]メニューの[New]メニューの[ASP.NET Web Application]をクリックします。
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[New ASP.NET Application]ダイアログが表示されます。設置パスと、サーバーの種類、アプリケーション名を決めます。
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ASP.NETプロジェクトが作成され下図の画面が表示されます。中央の白いキャンバスエリアにコンポーネントを配置してWebフォームを設計します。今回はシンプルな例として、Webベースの足し算プログラムを作成します。
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webフォームの編集

ウィンドウ右下のコンポーネントウィンドウから、TextBoxコンポーネントをクリックして選択します。HTMLのテキストボックスと、Webコントロールのテキストボックスの2つがありますが、ここでは、Webコントロールのテキストボックスを使います。
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デザイナウィンドウにドラッグ アンド ドロップしてTextBoxを配置します。今回はTextBoxを3つ配置します。
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同様の手順でボタンコンポーネントを配置します。配置したボタンコンポーネントのキャプションを設定します。キャプションはTextプロパティで設定できます。
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なぜか、プロパティのカテゴリは日本語になっています… .NET Frameworkからカテゴリの文字列が取得できるようです。
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コードの記述

コードを記述します。
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プロジェクトをビルドします。StrToIntが見つからない旨のコンパイラエラーが発生します。
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Usesに Borland.VCL.SysUtils を記述します。記述後ビルドをするとコンパイルが通りビルドが成功します。
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プロジェクトの実行

プロジェクトを実行します。Internet Explorerが起動します。下図の画面が表示されます。フォームデザイナでデザインしたレイアウトでWebページが表示されます。
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上部のテキストボックスに数値を入力します。入力後、計算ボタンをクリックすると2つの数値の和が下部のテキストボックスに表示されます。
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開発環境側のコードにブレークポイントを置き、再びIEから計算ボタンを押すと、ブレークポイントで実行が停止しデバッグできます。今までのWebアプリではデバッグしにくい状況でしたが、ASP.NETではデバッグが効率よくできます。
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ASP.NETは結構いろいろできそうな雰囲気です。掲示板を作ったり、バスケットのシステムとか、ちょっと凝ったWEBアプリをいろいろ作ることができそうで、かなり期待できると思いました。

ちなみに、.NET Framework のAPIを使った書き方でも正しく動作します。
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著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
作成日: 2004-01-27
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