XMLをパースする

補足
TXMLDocumentは Delphi8 GeneralUpdate2 を適用すると使えるようになります。 TXMLDocumentもなくなってしまったため、XMLに関するプログラムも移植が必要です。今回は .NET Framework のXMLパーサーである XMLDocument (Tがないことに注意) を使ってXMLのパーシング処理をします。

Uses節に System.XML を追加します
下図のフォームをデザインします。VCL Forms で作成します。
XMLをパースする:画像1

白い枠はTreeViewです、ダイアログはOpenDialogです。

XMLをパースする:画像2

コードを記述します。DocumentElement をDelphi7では IXMLNodeに取得し格納しましたが、.NETでは XMLElementに取得して格納します。 子ノード一覧はIXMLNodeListではなく ChildNodes という型になっています。なんとなく、TTreeViewと似たような名前になっています。子ノードは、XMLNode という型で保持します。

  • IXMLNode ⇒ XMLNode
  • IXMLNodeLIst ⇒ ChildNodes
  • DocumentElement (IXMLNode) ⇒ XMLElement

となります。
XMLをパースする:画像3

実行します、ボタンを押してXMLを読み込ませると、下のようになります。
XMLをパースする:画像4

読み込んだXMLは、以下です

XMLをパースする:画像5

TXMLDocumentと構成が似ているので移植は手間がかかりますが、比較的容易に対応できる印象です。


AuthorPortraitAlt
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
作成日: 2004-01-29
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