MongoDB に外部からアクセスできるようにする

MongoDB に外部からアクセスできるようにする手順を紹介します。

概要

MongoDBをインストールした直後はlocalhostからのアクセスしか受け付けていません。実際にデータベースのサーバーとして運用する場合は外部からのアクセスを受け付ける動作にする必要があります。この記事では、MongoDBに外部からアクセスできるように設定を変更する手順を紹介します。

事前準備

マシンにファイアウォールが設定されている場合は、ファイアウォールのポートを開ける必要があります。MongoDBでのファイアウォールの設定についてはこちらの記事を参照してください。

手順

mongodb.cfg ファイルの編集

MongoDBのインストールされているディレクトリ (デフォルトでは C:\Program Files\MongoDB\Server\4.0\bin) にある、mongodb.cfg ファイルを開きます。

MongoDB に外部からアクセスできるようにする:画像1


ファイルはインストール直後では下記の状態になっています。

mongod.conf
# mongod.conf

# for documentation of all options, see:
#   http://docs.mongodb.org/manual/reference/configuration-options/

# Where and how to store data.
storage:
  dbPath: C:\Program Files\MongoDB\Server\4.0\data
  journal:
    enabled: true
#  engine:
#  mmapv1:
#  wiredTiger:

# where to write logging data.
systemLog:
  destination: file
  logAppend: true
  path:  C:\Program Files\MongoDB\Server\4.0\log\mongod.log

# network interfaces
net:
  port: 27017
  bindIp: 127.0.0.1


#processManagement:

#security:

#operationProfiling:

#replication:

#sharding:

## Enterprise-Only Options:

#auditLog:

#snmp:

MongoDB に外部からアクセスできるようにする:画像2


net: セクションのbindIp: の欄にリッスンしたいIPアドレスを記述します。すべてのIPアドレスから接続を受け付ける場合は 0,0,0,0 とします。

net:
  port: 27017
  bindIp: 0.0.0.0

またはIPアドレスをカンマ区切りで記述します。

net:
  port: 27017
  bindIp: 192.168.0.100, 192.168.0.101, 192.168.0.102, 192.168.0.103

MongoDB に外部からアクセスできるようにする:画像3

サービスの再起動

MongoDBのサービスを再起動します。[サービス]ウィンドウを開きMongoDB Server のサービスを再起動します。
MongoDB に外部からアクセスできるようにする:画像4

以上で設定は完了です。

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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2019-01-07
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