Windows Formでウィンドウの幅や高さに合わせてコントロールのサイズを自動調整する

Windows Formでウィンドウの幅や高さに合わせてコントロールのサイズを自動調整する設定を紹介します。

概要

Windows Formでフォームのサイズに従ってコントロールのサイズを自動調整するには Anchor プロパティを利用します。

手順

アプリケーションの作成

Visual Studioを起動し、Windows Formアプリケーションを新規作成します。フォームのデザイナを表示します。
Windows Formでウィンドウの幅や高さに合わせてコントロールのサイズを自動調整する:画像1

左側のツールボックスからTextBoxをクリックし、フォームデザイナのフォームにクリックします。フォームにTextBoxが配置されます。
Windows Formでウィンドウの幅や高さに合わせてコントロールのサイズを自動調整する:画像2

テキストボックスのハンドルをドラッグし、テキストボックスの幅をウィンドウの幅と揃えます。
Windows Formでウィンドウの幅や高さに合わせてコントロールのサイズを自動調整する:画像3

プロジェクトを実行します。下図のウィンドウが表示されます。
Windows Formでウィンドウの幅や高さに合わせてコントロールのサイズを自動調整する:画像4

ウィンドウの枠をドラッグしてウィンドウサイズ変更します。ウィンドウサイズを変更し、横幅が長くなってもテキストボックスのサイズは当初配置したサイズからは変わらないことが確認できます。
Windows Formでウィンドウの幅や高さに合わせてコントロールのサイズを自動調整する:画像5

ウィンドウを閉じデバッグ実行を終了します。

Anchorプロパティの設定

Windows Formデザイナの画面に戻り、先ほど配置したテキストボックスをクリックして選択します。ウィンドウ右下のプロパティウィンドウを確認します。
Windows Formでウィンドウの幅や高さに合わせてコントロールのサイズを自動調整する:画像6

プロパティウィンドウの[プロパティ]のボタンがクリックされており、プロパティの一覧が表示されていること(イベントではないこと)を確認します。プロパティのAnchorプロパティをクリックして選択します。
Windows Formでウィンドウの幅や高さに合わせてコントロールのサイズを自動調整する:画像7

Anchorプロパティの右側の値のコンボボックスを開きます。下図のドロップダウンウィンドウが表示されます。
Windows Formでウィンドウの幅や高さに合わせてコントロールのサイズを自動調整する:画像8

ドロップダウンウィンドウの右側の点線の長方形をクリックします。クリックすると色が灰色に変わります。
Windows Formでウィンドウの幅や高さに合わせてコントロールのサイズを自動調整する:画像9

ドロップダウンウィンドウを閉じます。Anchorプロパティの値が変更前は "Top, Left" でしたが、"Top, Left, Right" に変わっていることが確認できます。
Windows Formでウィンドウの幅や高さに合わせてコントロールのサイズを自動調整する:画像10

プロジェクトを実行します。下図のウィンドウが表示されます。
Windows Formでウィンドウの幅や高さに合わせてコントロールのサイズを自動調整する:画像11

ウィンドウの枠をドラッグしてウィンドウのサイズを変更します。ウィンドウサイズが変更されると、テキストボックスの幅もウィンドウサイズに合わせて変更されることが確認できます。
Windows Formでウィンドウの幅や高さに合わせてコントロールのサイズを自動調整する:画像12

フォームのサイズに合わせてウィンドウコントロールを自動調整する設定ができました。

AuthorPortraitAlt
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
作成日: 2017-12-25
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