実行時に動的にサイズを変更するためのSplitterコントロールの利用方法を紹介します。
Windows Formアプリケーションを新規に作成します。
フォームにパネルを2つ配置します。
一つ目のパネルを選択します。プロパティウィンドウの[Dock]プロパティを編集します。コンボボックスを開くと下図のレイアウト選択ポップアップが表示されますので、左側の縦長領域をクリックします。
DockプロパティがLeftになり、パネルがウィンドウの左側にドッキングします。
ツールパレットからSplitterコントロールをフォームに配置します。SplitterコントロールはデフォルトではDockプロパティがLeftに設定されているため、自動でパネルの隣にドッキングされます。
2つ目のパネルを選択し、Dockプロパティを変更します。レイアウト選択ポップアップの中央の領域をクリックします。
Dockプロパティが[Fill]に設定され、フォームの残りの部分いっぱいに広がります。
2つのパネルの違いが分かるように、片方のパネルの色を変更します。BackColorプロパティを変更し背景色を変えます。
アプリケーションを実行します。下図の画面が表示されます。
パネルの境界部分にマウスカーソルを移動させるとカーソル形状が変化します。カーソルが変化した位置でドラッグすることでコントロールのサイズを変更できます。
コントロールのサイズが変わりました。
今回は横方向でコントロールのサイズを変更するSplitterの例を紹介しました。縦方向でコントロールのサイズを変更したい場合は、Cursorプロパティを[VSplit]から[HSplit]に変更しDockプロパティを[Top]や[Bottom]に設定することで縦方向のコントロールサイズを変更するSplitterを作成できます。