Splitter(スプリッタ)コントロールを使用する

実行時に動的にサイズを変更するためのSplitterコントロールの利用方法を紹介します。

Windows Formアプリケーションを新規に作成します。
Splitter(スプリッタ)コントロールを使用する:画像1

フォームにパネルを2つ配置します。
Splitter(スプリッタ)コントロールを使用する:画像2

一つ目のパネルを選択します。プロパティウィンドウの[Dock]プロパティを編集します。コンボボックスを開くと下図のレイアウト選択ポップアップが表示されますので、左側の縦長領域をクリックします。
Splitter(スプリッタ)コントロールを使用する:画像3

DockプロパティがLeftになり、パネルがウィンドウの左側にドッキングします。
Splitter(スプリッタ)コントロールを使用する:画像4

ツールパレットからSplitterコントロールをフォームに配置します。SplitterコントロールはデフォルトではDockプロパティがLeftに設定されているため、自動でパネルの隣にドッキングされます。
Splitter(スプリッタ)コントロールを使用する:画像5

2つ目のパネルを選択し、Dockプロパティを変更します。レイアウト選択ポップアップの中央の領域をクリックします。
Splitter(スプリッタ)コントロールを使用する:画像6

Dockプロパティが[Fill]に設定され、フォームの残りの部分いっぱいに広がります。
Splitter(スプリッタ)コントロールを使用する:画像7

2つのパネルの違いが分かるように、片方のパネルの色を変更します。BackColorプロパティを変更し背景色を変えます。
Splitter(スプリッタ)コントロールを使用する:画像8

アプリケーションの実行

アプリケーションを実行します。下図の画面が表示されます。
Splitter(スプリッタ)コントロールを使用する:画像9

パネルの境界部分にマウスカーソルを移動させるとカーソル形状が変化します。カーソルが変化した位置でドラッグすることでコントロールのサイズを変更できます。
Splitter(スプリッタ)コントロールを使用する:画像10

コントロールのサイズが変わりました。
Splitter(スプリッタ)コントロールを使用する:画像11

今回は横方向でコントロールのサイズを変更するSplitterの例を紹介しました。縦方向でコントロールのサイズを変更したい場合は、Cursorプロパティを[VSplit]から[HSplit]に変更しDockプロパティを[Top]や[Bottom]に設定することで縦方向のコントロールサイズを変更するSplitterを作成できます。


AuthorPortraitAlt
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
作成日: 2011-09-07
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