After EffectsでIllustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する手順を紹介します。
After Effectsのアニメーションで、オブジェクトを作図した曲線の軌跡で動かしたい場合があります。
After Effectsの編集画面でベジェ曲線を描画して、モーションパスを作成する方法もありますが、Illustratorで作成したパスを読み込んで利用したい場合もあります。
この記事では、Illustrator で作成したパスを使用して、モーションパスを設定する手順を紹介します。
After Effectsを起動し、コンポジションを作成します。
動かすオブジェクトの画像と、移動の軌跡のパスを読み込みます。
今回読み込んだ、Illustratorの図形と軌跡のパスは以下の2つです。
読み込んだIllustratorの図形をコンポジションに配置します。
画像のプロジェクトへの読み込みとコンポジションの配置手順の詳細はこちらの記事を参照してください。
軌跡のパスの図形をシェイプに変換します。タイムラインのパネルのレイヤーの項目の軌跡のIllustratorオブジェクトを選択し、右クリックします。
下図のポップアップメニューが表示されますので、[作成]メニューの[ベクトルレイヤーからシェイプを作成]の項目をクリックします。
Illustratorオブジェクトから、シェイプが作成されます。
シェイプのレイヤー項目を展開し、[コンテンツ]の[グループ]の[パス]の項目をクリックして選択します。
下図がパスの選択された状態です。
[編集]メニューの[コピー]の項目をクリックします。
パスがコピーできました。レイヤーの項目から動かしたいオブジェクトを選択します。項目を展開して[トランスフォーム]の[位置]の項目をクリックして選択します。
[編集]メニューの[ペースト]の項目をクリックします。
位置の項目に、コピーしたパスがモーションパスとして張り付けられます。
シェイプレイヤーを非表示にして出来上がりです。
[現在の時間インジケーター]を移動させると、モーションパスに沿って図形が移動するアニメーションが確認できます。
アニメーションは作成できましたが、動きが小さいです。モーションパスを拡大して大きく動かしたいです。
モーションパスの拡大の手順はこちらの記事を参照してください。
作成したアニメーションは以下です。