Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する

After EffectsでIllustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する手順を紹介します。

概要

After Effectsのアニメーションで、オブジェクトを作図した曲線の軌跡で動かしたい場合があります。
After Effectsの編集画面でベジェ曲線を描画して、モーションパスを作成する方法もありますが、Illustratorで作成したパスを読み込んで利用したい場合もあります。 この記事では、Illustrator で作成したパスを使用して、モーションパスを設定する手順を紹介します。

手順

After Effectsを起動し、コンポジションを作成します。
Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する:画像1

動かすオブジェクトの画像と、移動の軌跡のパスを読み込みます。
Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する:画像2

今回読み込んだ、Illustratorの図形と軌跡のパスは以下の2つです。
Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する:画像3
Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する:画像4

読み込んだIllustratorの図形をコンポジションに配置します。 画像のプロジェクトへの読み込みとコンポジションの配置手順の詳細はこちらの記事を参照してください。
Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する:画像5

軌跡のパスの図形をシェイプに変換します。タイムラインのパネルのレイヤーの項目の軌跡のIllustratorオブジェクトを選択し、右クリックします。 下図のポップアップメニューが表示されますので、[作成]メニューの[ベクトルレイヤーからシェイプを作成]の項目をクリックします。
Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する:画像6

Illustratorオブジェクトから、シェイプが作成されます。
Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する:画像7

シェイプのレイヤー項目を展開し、[コンテンツ]の[グループ]の[パス]の項目をクリックして選択します。 下図がパスの選択された状態です。
Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する:画像8

[編集]メニューの[コピー]の項目をクリックします。
Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する:画像9

パスがコピーできました。レイヤーの項目から動かしたいオブジェクトを選択します。項目を展開して[トランスフォーム]の[位置]の項目をクリックして選択します。
Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する:画像10

[編集]メニューの[ペースト]の項目をクリックします。
Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する:画像11

位置の項目に、コピーしたパスがモーションパスとして張り付けられます。
Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する:画像12

シェイプレイヤーを非表示にして出来上がりです。
Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する:画像13

[現在の時間インジケーター]を移動させると、モーションパスに沿って図形が移動するアニメーションが確認できます。
Illustratorのパスをインポートしてモーションパスとして利用する:画像14

モーションパスを拡大したい

アニメーションは作成できましたが、動きが小さいです。モーションパスを拡大して大きく動かしたいです。
モーションパスの拡大の手順はこちらの記事を参照してください。

動画

作成したアニメーションは以下です。

AuthorPortraitAlt
著者
iPentecのメインデザイナー
Webページ、Webクリエイティブのデザインを担当。PhotoshopやIllustratorの作業もする。 最近は生成AIの画像生成の沼に沈んでいる。
作成日: 2023-04-15
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