Windows Server 2008 R2のFTPサイトで非SSL接続の認証を許可する

Windows Server 2008 R2のFTPサイトで非SSL接続の認証を許可する手順を紹介します。

概要

Windows Server 2008 R2でFTPサイトを作成した場合デフォルトではSSL接続しか受け付けない設定になっています。SSL接続をサポートしていないFTPクライアントからの接続を受け付けるためには非SSL接続も許可する必要があります。以下の手順で非SSL接続を許可できます。

手順

IISマネージャーを起動します。左側の[接続]エリアのツリービューから設定をするFTPサイトを選択します。右側の[機能ビュー]から[FTPのSSL]設定アイコンをダブルクリックします。
Windows Server 2008 R2のFTPサイトで非SSL接続の認証を許可する:画像1

[FTPのSSL設定]画面が表示されます。デフォルトの状態では[SSLポリシー]が[SSL 接続が必要]になっています。
Windows Server 2008 R2のFTPサイトで非SSL接続の認証を許可する:画像2

[SSLポリシー]を[SSL 接続を許可する]に変更します。変更後、#design(style="font-weight:700;"){右側の[適用]リンクをクリックします。}

Windows Server 2008 R2のFTPサイトで非SSL接続の認証を許可する:画像3

以上の手順でFTPサイトへの非SSL接続も許可されます。

参考(非SSL接続を拒否する場合のエラーメッセージ)

SSL接続のみを受け付ける設定になっている場合は下図のエラーメッセージが表示されます。

534-Policy requires SSL.
Win32 error: Access is denied.
Error details: SSL policy requires SSL for control channel.

Windows Server 2008 R2のFTPサイトで非SSL接続の認証を許可する:画像4

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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2011-05-03
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