Windowsのシステムファイルを修復する - sfc コマンドを利用したシステムファイル修復

Windowsのシステムファイルを修復するコマンドを紹介します。

コマンド

管理者モードのコマンドプロンプトにて次のコマンドを実行します。

sfc /scannow

実行例

sfcコマンドを実行します。
Windowsのシステムファイルを修復する - sfc コマンドを利用したシステムファイル修復:画像1

実行するとスキャンが始まります。
Windowsのシステムファイルを修復する - sfc コマンドを利用したシステムファイル修復:画像2

実行が完了すると完了メッセージが表示されます。
問題が無い場合は、以下のメッセージが表示されます。

メッセージ
"Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。"


ファイルにエラーがあった場合は以下のメッセージが表示されます。

メッセージ
"Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらの一部は修復できませんでした. 詳細は CBS.Log windir\Logs\CBS\CBS.log に含まれています。例: C:\Windows\Logs\CBS\CBS.log。 ただし、オフラインサービス シナリオでのログの記録は現在サポートされていません。"

Windowsのシステムファイルを修復する - sfc コマンドを利用したシステムファイル修復:画像3

エラーログの確認

メッセージで表示された "C:\Windows\Logs\CBS" のCBS.log ファイルを確認します。
ログファイルは500~800KBとかなり大きいので、"not repair"で修復できなかったファイルを探します。
Windowsのシステムファイルを修復する - sfc コマンドを利用したシステムファイル修復:画像4


修復できなかったメッセージの一例です。ハッシュのミスマッチで修復できなかったようです。
重要なファイルではなさそうですので、今回は問題なしとしました。

YYYY-MM-DD HH:mm:ss, Info                  CSI    000004e8 [SR] Cannot repair member file [l:24{12}]"utc.app.json" of Microsoft-Windows-Unified-Telemetry-Client, Version = 6.3.9600.17807, pA = PROCESSOR_ARCHITECTURE_AMD64 (9), Culture neutral, VersionScope = 1 nonSxS, PublicKeyToken = {l:8 b:31bf3856ad364e35}, Type neutral, TypeName neutral, PublicKey neutral in the store, hash mismatch
YYYY-MM-DD HH:mm:ss, Info                  CSI    00000996 [SR] Cannot repair member file [l:36{18}]"Amd64\CNBJ2530.DPB" of prncacla.inf, Version = 6.3.9600.17415, pA = PROCESSOR_ARCHITECTURE_AMD64 (9), Culture neutral, VersionScope = 1 nonSxS, PublicKeyToken = {l:8 b:31bf3856ad364e35}, Type = [l:24{12}]"driverUpdate", TypeName neutral, PublicKey neutral in the store, hash mismatch


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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2015-05-20
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