Microsoft Accessでクエリを作成して実行する手順を紹介します。
下記のテーブルを用意します。
ID | ProductName | Price | Category | Code | Weight |
1 | もふもふチェア | ¥58,000 | 椅子 | MO-5080 | 3.20 |
2 | ふかふかベッド | ¥89,000 | 寝具 | BD-1010 | 8.40 |
3 | かわいいテーブル | ¥249,800 | テーブル | CU-254 | 4.60 |
4 | きらきらライト | ¥38,500 | 照明 | KL-304 | 1.80 |
5 | ほっそりダイニングチェア | ¥39,800 | 椅子 | HDH-101 | 1.25 |
Accessを起動し、データベースを開きます。下図の画面が表示されます。
画面上部のツールリボンの[作成]タブをクリックします。下図の画面が表示されます。ツールリボン内の[クエリウィザード]のボタンをクリックします。
クエリウィザードが起動し、[新しいクエリ]ダイアログが表示されます。
今回は[選択クエリ ウィザード]を選択します。選択後[OK]ボタンをクリックします。
下図の画面が表示されます。クエリに含めるフィールドを選択します。
今回は[>>]ボタンをクリックし、すべてのフィールドをクエリに含めます。[次へ]ボタンをクリックします。
集計の設定画面が表示されます。今回は集計はしないため[各レコードのすべてのフィールドを表示する]のラジオボタンにチェックをします。チェック後[次へ]ボタンをクリックします。
クエリの名称の設定画面が表示されます。
上部のテキストボックスにクエリの名称を設定します。下部のラジオボタンは[クエリを実行して結果を表示する]にチェックをします。設定後[完了]ボタンをクリックします。
クエリが実行され、結果が画面に表示されます。条件などを設定していないため、テーブルのすべてのレコードが表示されています。また、左側のエリアに[クエリ]の項目が表示され、作成したクリエが追加されていることも確認できます。
左側のビューでクエリの項目から先ほど作成したクエリをクリックして選択します。選択後右クリックでポップアップメニューを表示します。メニューの[デザインビュー]をクリックします。
クエリのデザインビューの画面が表示されます。
デザインビューのエリアの下の枠の"weight"フィールドの[抽出条件]の欄に ">3" を入力します。この条件により、 weight が 3より大きいレコードのみが表示されるクエリになります。
上記のクエリを実行すると表示されるレコードです。
ID | ProductName | Price | Category | Code | Weight |
1 | もふもふチェア | ¥58,000 | 椅子 | MO-5080 | 3.20 |
2 | ふかふかベッド | ¥89,000 | 寝具 | BD-1010 | 8.40 |
3 | かわいいテーブル | ¥249,800 | テーブル | CU-254 | 4.60 |
データベースを保存し、左側のエリアにあるクエリをダブルクリックして実行します。(または、右クリックしてポップアップメニューを表示し[開く]メニューを選択します。)
"weight"が3より大きい、条件を満たすレコードが表示されます。
ウィンドウ右下の[SQL]のアイコンをクリックすると、クエリのSQL文も確認できます。こちらを変更してクエリを編集することもできます。
デザインビューのエリアの下の枠の"weight"フィールドの[抽出条件]の欄を "<2" に変更し条件式を変更します。
先ほどと同じ手順でクエリを実行します。"weight"の値が2より小さいレコードが表示されます。
上記のクエリを実行すると表示されるレコードです。
ID | ProductName | Price | Category | Code | Weight |
4 | きらきらライト | ¥38,500 | 照明 | KL-304 | 1.80 |
5 | ほっそりダイニングチェア | ¥39,800 | 椅子 | HDH-101 | 1.25 |