aim SC808 のレビューです。
S/PDIFの光出力からDAC入力していたのですが、無音時にプチプチとノイズが入ることが時々ありました。調べてみると、この現象は光ケーブル特有のジッタノイズの可能性があることが分かりましたので、S/PDIFの光出力ではなく、同軸出力(コアキシャル)を試してみることにしました。コアキシャル出力のできるサウンドーカードを探したところ、aim社のSC808がよさそうでしたので、入手することにしました。
ソフマップで購入しました。
Amazonでも購入できます。
パッケージは下図です。
上部の蓋を開けると開封できます。
ふたを開けるとカード本体が梱包されています。
カード本体を取り出し、中の仕切りを外せます。
仕切りの下に、サブカードや接続ケーブルが梱包されています。
梱包物一式です。接続ケーブル、取扱説明書、CD-ROMが同梱されています。
本体と、サブカードです。
本体の外観です。
インターフェイスはPCI Expressです。
カードの右側に電源コネクタとサブカードの接続用のコネクタがついています。
こちらが電源コネクタ。ペリフェラル4ピン大型の電源コネクタです。
カードの左側が出力コネクタ類です。
左から、PHONE OUT(イヤフォン出力)、LINE OUT L(Lライン出力)、LINE OUT R(Rライン出力)、S/PDIF コアキシャルデジタル出力、S/PDIF オプティカル出力。となっています。
サブカードの外観です。
こちらはマイク入力などのコネクタがあるサブカードです。
本体との接続コネクタです。
左から、MIC IN(マイクIN)、FRONT(フロント OUT)、REAL(リア OUT)、C/SUB (CEN/LFE OUT)、SIDE(SIDE OUT)、となっています。
PCのPCI Express スロットに取り付けます。
サウンドカードの電源コネクタに電源ケーブルを接続します。
今回、電源ケーブルの長さが足りなかったため、AINEX シリアルATA用二股電源ケーブル [ 15cm ] S2-1501SABを利用しています。
スロットに差し込んで取り付け完了です。
カードのCOAXIAL(コアキシャル)出力にケーブルを接続します。
DAC側(DAC-1000)のCOAXIAL INにケーブルを接続します。
ケーブルはCOR-3 75Ω RCA S/PDIF 同軸デジタル端子 コアキシャル ケーブルを利用しています。
ドライバーのインストールはこちらの記事を参照してください。
デジタル出力への切り替えはこちらの記事を参照してください。
デジタル出力の場合は、「2チャンネル、24ビット、192000Hz」の出力まで可能です。
ただし、後述しますが、COAXIAL接続の場合、「2チャンネル、24ビット、192000Hz」では、音途切れや、プチプチノイズが発生しました。
出力形式を変更すると、設定コンソールのCaptureの数値が変わります。
問題なくサウンド再生できます。
電源ON/OFF時にリレーが切り替わる音がします。(電源ON/OFF時のポップノイズ防止用です。)
接点の切り替わる「カチカチ」音がします。
コアキシャル出力にしたところ、無音時のプチプチノイズはなくなりました。ただし、出力のサンプリングレートを高くすると負荷が上がるためか、ノイズに弱くなるためかははっきりしませんが、ノイズと音切れが発生しました。「2チャンネル、24ビット、96000 HZ」ではノイズや音途切れの問題はありませんが、「2チャンネル、24ビット、192000 HZ」にすると、音途切れやノイズが発生しました。
光出力も試してみましたが、こちらは稀に無音時のノイズが発生します。光出力の特徴か、ケーブルに関係した現象(光ケーブルの長さなど)かと考えられます。発生する場合と、発生しない場合があるため、PCの状態なども関係していそうです。
電源ON/OFF時にリレーが切り替わるため、そのうちリレーが劣化して動作しなくなるのでは?と危惧していましたが、使い始めてしばらくすると、電源ON時に時々リレーが切り替わらない現象が発生するようになりました。リレーが切り替わらないとサウンドカードが認識されず、まったく音が再生されません。再起動し、リレーが切り替わるとデバイスが認識できる状態になります。
リレーの切り替わりに関して、調子のよいときは、切り替わるのですが、調子が悪いときは全く認識しなくなります。冬場になり、気温が下がると動作状況が悪くなるような気もします。あまりに安定しないため、結局利用をやめました。