Excelで分散の値を求める手順を紹介します。
Excelで分散の値を求めるには VAR.P関数を利用します。
VAR.P関数の書式は以下になります。
VAR.P([セルの範囲])
または
VAR.P([数値1], [数値2], .....)
関数に数値を与える場合は、255個まで指定できます。
Excelを起動し、下図の表を作成します。
得点 |
---|
60 |
62 |
58 |
64 |
57 |
60 |
62 |
59 |
E2セルに分散の値を表示します。E2セルに下記の数式を入力します。
=VAR.P(B3:B10)
入力を確定すると、分散値 "4.6875" が表示されます。それぞれの得点が平均値付近の値になっており、分散は小さいです。
比較のため、平均値も求めておきます。(平均値の算出方法はこちらの記事を参照してください。)
表を下記に変更します。
得点 |
---|
32 |
94 |
29 |
89 |
40 |
62 |
28 |
94 |
平均値はほとんど変わりませんが、それぞれの得点の値は平均値から大きく外れており、分散の値が"788.5"となり、分散が大きいことがわかります。