Nikon COOLPIX P300のレビューです。
手軽に持ち運びでき、気軽に撮影できるカメラを探していたところ、Nikon P300がコンパクトかつ高性能で利用者からの評判も良かったため、購入しました。
Amazonで購入しました。液晶保護フィルタもあわせて購入しました。
後継機のP310もあります。
翌日届きました。コンパクトカメラの割には箱は大き目です。
内容物は以下です。
充電器のように見えるのは100VからUSBパワーバスへの変換アダプタです。充電器にバッテリーを入れて充電するのではなく、USBケーブルを使って本体と接続して充電します。スマートフォンと同じ充電方式です。
本体正面です。シンプルなデザインです。
こちらが液晶面です。
バッテリー室です。バッテリーとSDカードを入れます。一般的なコンパクトカメラと大きな違いはありません。
接続コネクタ部分です。USBコネクタとA/V OUTコネクタと共用になっています。Mini USBやMicro USBとは違う独自のコネクタです。
充電状態です。USBケーブルを使って充電します。
モバイルブースターを使っての充電もできるかもしれません。
若干遅めの印象です。SONY WX-1に比べてワンテンポ遅いなという使用感です。時間がややかかる分、ピント合わせに失敗するケースはかなり少ないです。
設定で消すことができます。
対象物との距離が近すぎてフォーカスが合わない場合、赤枠が表示され、ピントが合わなかったことがわかります。
f1.8の明るいレンズですが、通常の明るさの撮影ではf2.3程度に絞られています。f1.8で使う場合はダイヤルを回して絞りを開く必要があります。
ピント合わせの後にシャッターが切られるため、押した瞬間に撮影される使用感ではありません。若干遅れる印象です。シャッター音や撮影の使用感はNikonの他のPシリーズ(P5100など)と似ています。
連射モードでない場合の撮影モードでは素早くシャッターは切れません。シャッターが下りてから次の撮影可能まで1.5~2秒くらい必要です。一眼レフやレンズ交換式カメラのように「ぱしゃぱしゃ」撮影はできません。
デザインが重そうに見えますが、見た目より重量は軽いです。店頭で触れているとちょうどいい大きさの印象でしたが、実際に使い始めるとちょっと大きい印象を持ちます。もう一回り小さく、薄くても良いかもしれません。
普通に使うには問題ありません。モードダイヤルはちょっと固めかもしれません。ロータリーマルチセレクタの方向キーを押したときにちょっときしむ感があるので、気になるかもしれません。
画質の比較をしてみます。
P300,WX-1ともに裏面照射型CMOSセンサーを使っていますが、WX-1は若干色が白くなっているのに対し、P300では色が落ちずに撮影できていることがわかります。
こちらも、同様にWX-1は若干白っぽくなっていますが、P300は色が落ちずに撮影できています。
また、拡大して比較するとP300のほうが画素が多いため、細部まで撮影できていることがわかります。
左P300, 右WX-1
こちらはOlympus E-P3 マイクロフォーサーズ機(ミラーレス一眼機)との比較です。ちょっと見た感じでは大きな違いはありません。P300のほうが若干鮮やかな画像になるようです。また、E-P3のほうが被写界深度が浅くなっており、背景がボケているのがわかります。P300は背景までくっきりと撮影できています。
f/6.3 1/1600秒 ISO-160 (Nikon P300)
広角側は24mmなので、広い空や風景を撮るには便利です。画質もよいです。
コンパクトで画質も大変良いです。操作方法もシンプルで使いやすいです。
レンズ交換式カメラや一眼レフカメラと同じ操作感を期待するとがっかりするかもしれません。(RAW画像記録ができない、連続して撮影ができない、ピント合わせに若干の時間を要するなど。)
発売当初より価格がかなり下がっており、非常にコストパフォーマンスが良いカメラだと思います。