「TypeScript SDK は非推奨になりました。TypeScript コンパイルを有効にするには、パッケージ マネージャーの NuGet を使用して 'Microsoft.TypeScript.MSBuild' NuGet パッケージをインストールします。」 ワーニングの対処法を紹介します。
TypeScriptの古いプロジェクトをビルドすると次のワーニングが発生します。
Visual Studioを起動し、TypeScriptのあるプロジェクトのソリューションを開きます。
ソリューションエクスプローラーウィンドウで、TypeScriptファイルのあるプロジェクトのノードをクリックして選択し、右クリックします。
ポップアップメニューが表示されますので、[プロジェクトのアンロード]の項目をクリックします。
プロジェクトがアンロードされ、プロジェクトファイルがエディタウィンドウに表示されます。
プロジェクトファイルの次のコード部分を削除します。
<Import Project="..\packages\Microsoft.TypeScript.MSBuild.4.7.4\build\Microsoft.TypeScript.MSBuild.targets"
Condition="Exists('..\packages\Microsoft.TypeScript.MSBuild.4.7.4\build\Microsoft.TypeScript.MSBuild.targets')" />
<Error Condition="!Exists('..\packages\Microsoft.TypeScript.MSBuild.4.7.4\build\Microsoft.TypeScript.MSBuild.props')"
Text="$([System.String]::Format('$(ErrorText)', '..\packages\Microsoft.TypeScript.MSBuild.4.7.4\build\Microsoft.TypeScript.MSBuild.props'))" />
<Error Condition="!Exists('..\packages\Microsoft.TypeScript.MSBuild.4.7.4\build\Microsoft.TypeScript.MSBuild.targets')"
Text="$([System.String]::Format('$(ErrorText)', '..\packages\Microsoft.TypeScript.MSBuild.4.7.4\build\Microsoft.TypeScript.MSBuild.targets'))" />
続いて、Microsoft.TypeScript.MSBuild パッケージをインストールします。
NuGet パッケージマネージャー コンソールでインストールする場合は、次のコマンドをコンソールで実行します。
手順の詳細はこちらの記事を参照してください。
Install-Package Microsoft.TypeScript.MSBuild -Version (最新版のバージョン)
GUIのパッケージマネージャーを利用する場合は、パッケージマネージャーの検索ウィンドウで、Microsoft.TypeScript.MSBuildを検索し、
パッケージをインストールします。
手順の詳細はこちらの記事を参照してください。
インストール後プロジェクトを、クリーンしたのち、再ビルドします。ワーニングメッセージが消えていることが確認できます。