Labelで文字列を折り返して複数行表示する手順を紹介します。
WinFormアプリケーションにLabelコントロールを配置した場合、デフォルトではTextプロパティに長い文字列を設定しても、改行されずLabel自体の横幅が大きくなります。
Labelコントロールで与えられた範囲にテキストを自動改行させて表示させたい場合は、AutoSizeプロパティをFalseにし、Labelコントロールの幅と高さを設定すれば、Labelコントロール内にテキストを自動改行して表示させることができます。
Windows Formアプリケーションを作成します。新規フォームを作成します。
ツールボックスから"Label"を選択し、フォームにドラッグ&ドロップします。
フォームにLabelが配置できました。
プロパティウィンドウの"AutoSize"プロパティを確認します。デフォルトの値は"True"になっています。
プロパティの値をダブルクリックする、またはプロパティの値のコンボボックスを開き、ドロップダウンリストで"False"を選択します。
AutoSizeプロパティの値が"False"になると、Labelコントロールの枠にハンドルが表示されます。
ハンドルをドラッグしてLabelコントロールのサイズを変更します。
プロパティウィンドウのTextプロパティの値を編集します。
Textプロパティの値に長い文字列を設定します。(今回の例では「ぺんぎんとくじらとラクダがピクニックに行きました」の文字列を設定しています。)
Labelの表示を確認します。設定したサイズ内に複数行で折り返して表示されます。
Textプロパティの内容を英文字に変更します。(今回の例では「WindowsABCDEFGHIJKLMNOPQRSTU」を設定しています。)
英文字の場合も複数行で折り返して表示されます。