Windows Formアプリケーションでフォームの枠(境界線)や外観を変更する方法を紹介します。
フォームの境界を変更する場合は、"FormBorderStyle"プロパティを変更します。
"FormBorderStyle"のプロパティには以下の種類があります。
値 | 表示 |
---|---|
Sizable | リサイズ可能なウィンドウフレームを持つウィンドウです。 |
None | ウィンドウのフレーム、タイトルバーの無いウィンドウです。 |
FixedSingle | ウィンドウフレームは表示されますが、リサイズできません。 |
Fixed3D | 立体的なウィンドウフレームを持つウィンドウです。 |
FixedDialog | ウィンドウ左上のアイコンが非表示になり、ダイアログの外観になります。 |
FixedToolWindow | タイトルバーの高さが低いツールウィンドウの表示になります。 |
SizableToolWindow | タイトルバーの高さが低いツールウィンドウの表示でリサイズ可能なウィンドウの表示になります。 |
"Sizable"は"FormBorderStyle"のプロパティのデフォルトの値です。フォームの外観は下図になります。
"None"を設定するとフォームの枠やタイトルバーが非表示になります。フォームの外観は下図になります。
"FixedSingle"を設定すると、外観は下図になります。"Sizable"と外観は似ていますが、ウィンドウの枠をつかんで、ウィンドウの大きさを変更する操作はできなくなります。
"Fixed3D"を設定するとフォームが立体的に表示されます。Windows7では下図の外観となります。"Sizable"と比べてウィンドウの枠が少しだけ太くなります。
"FixedDialog"を設定するとタイトルバーの左端のアプリケーションのアイコンが非表示になります。
"FixedToolWindow"を設定するとウィンドウのタイトルバーの高さが細くなります。外観は下図です。ウィンドウ枠をつかんでのウィンドウサイズの変更はできません。
"SizableToolWindow"を設定すると、ウィンドウのタイトルバーの高さが細くなります。ウィンドウ枠をつかんでのウィンドウサイズの変更もできます。