BindingSourceをフォームへ追加し設定の手順を紹介します。
BindingSourceコンポーネントを用いるとデータソースから取得したデータの操作(移動、並べ替え、フィルタ処理、更新など)が簡単にできるようになります。また、BindingSourceコンポーネントを用いるとデータソースのデータをリストのように扱うことができ、「現在のレコード」の概念を持てるようになります。
フォームにBindingSourceを追加する手順を紹介します。
ツールパレットから[BindingSource]コンポーネントを選択します。[BindingSource]コンポーネントをフォームにドラッグ&ドロップします。
BindingSourceがフォームに追加されるとフォームデザイナの下部にBindingSourceコンポーネントのインスタンス"BindingSource1"が表示されます。
BindingSourceのプロパティを設定します。フォームに追加したBindingSourceのインスタンスを選択します。"DataSource"プロパティのコンボボックスを開きます。ドロップダウン内のツリービューの[他のデータソース]の[(フォーム名) 一覧インスタンス]ノード内の[(データセットインスタンス名)]を選択します。
"DataSource"プロパティを設定した後、"DataMember"プロパティを設定します。"DataMember"プロパティのコンボボックスを開きます。ドロップダウンリストからアクセスするテーブルを選択します。今回の例では、データセットにはテーブルが一つしかないため1つだけ表示されるテーブルを選択します。
設定が終わった状態のBindingSourceコンポーネントのプロパティウィンドウです。