C#でループを終了し次のループに移るコードと実行結果 - continue文の利用

C#でループの途中でループを終了し次のループに移るコードと実行結果の紹介をします。

概要

C#でループの途中でループを終了し次のループに移る場合はcontinue文を使います。

書式

(ループ処理){
  ...(処理)
  continue;
  ...(処理)
}

記述例

private void button13_Click(object sender, EventArgs e)
{
  for (int i = 0; i < 10; i++) {
    if (i % 2 == 0) {
      continue;
    }
    textBox1.Text += Convert.ToString(i) + " ";
  }
}

実装例

Windows Formアプリケーションを作成します。

UI

下図のフォームを作成します。ボタンとチェックボックス、MultilinesプロパティをTrueに設定したテキストボックスを配置します。

コード

以下のコードを記述します。

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.ComponentModel;
using System.Data;
using System.Drawing;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Windows.Forms;

namespace ForLoopDemoGUI
{
  public partial class FormContinue : Form
  {
    public FormContinue()
    {
      InitializeComponent();
    }

    private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
    {
      for (int i = 0; i < 10; i++) {
        if (checkBox1.Checked==true && i % 2 == 0) {
          continue;
        }
        textBox1.Text += Convert.ToString(i) + " ";
      }
    }
  }
}

解説

チェックボックスがチェックされていない場合は、ループを繰り返します。チェックボックスにチェックがされている場合は、 ループ変数iが偶数の場合はスキップして次のループに移ります。

実行結果

プロジェクトを実行します。下図のウィンドウが表示されます。


[checkBox1]がチェックの無い状態で[button1]をクリックします。テキストボックスには以下の値が表示されます。

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

続いて[checkBox1]チェックボックスをクリックしてチェックをつけた状態で、[button1]をクリックします。

テキストボックスに以下の値が表示されます。偶数の値はスキップされていることが確認できます。

1 3 5 7 9

著者

Penta

iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用