プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする

Stable Diffusion Web UIのプロンプトのオートコンプリート機能をインストールして利用する手順を紹介します。

概要

Stable Diffusion でプロンプトを入力して画像を生成しますが、入力したワードが有効なのか、もっと適切なワードがあるのかわからないことも多いです。 この記事では、プロンプトのオートコンプリート機能を導入して、適切なワードがあるかを調べられるようにする手順を紹介します。

手順:Web UI Automatic 1111

Webブラウザで、Stable Diffusion Web UIを表示します。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像1

上部のタブの[Extensions]をクリックします。下図の表示に切り替わります。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像2

ページ内のタブの[Available]タブをクリックします。下図の表示に切り替わります。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像3

[Load from]ボタンをクリックします。画面の下部に拡張機能の一覧が表示されます。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像4

[Search]のテキストボックスに "autocomplete" または "tag" を入力します。下部の結果が絞り込まれ。"Booru tag autocompletion prompting"の項目が表示されます。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像5

"Booru tag autocompletion prompting"の右側の[Install]ボタンをクリックします。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像6

拡張機能がインストールされ、以下のメッセージが表示されます。

メッセージ
Installed into (Stable Diffusion Web UIの配置パス)\extensions\a1111-sd-webui-tagcomplete. Ue Installed tab to restart.

プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像7

[Installed]のタブをクリックします。下図の画面に切り替わります。インストールされているExtensionの一覧が表示されます。 一覧の中に "a1111-sd-webui-tagcomplete" が表示されていることを確認します。確認ができたら、[Apply and restart UI] ボタンをクリックします。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像8

再起動後、プロンプト画面で入力します。入力すると、下図のポップアップウィンドウが表示され、プロンプトの候補が表示されます。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像9

プロンプトの候補には、より適した別の候補の名称や、プロンプトのワードの数などが表示されています。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像10

"あぐら"は "Indian Style"であることがわかります。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像11

メモ
補完されるプロンプトは主要なプロンプト(Danbooruタグ)の候補であり、モデルに対して学習に使われているプロンプトのワードがすべてが 自動補完される動作ではありません。そのため、自動補完されないワードをプロンプトに与えた場合でも、 ワードが認識されてプロンプトのワードの画像が生成される可能性は十分あります。

出力例

"あぐら"はAIでも苦手なポーズですが、何度か出力するとうまく出力できることがあります。
"indian"のワードの影響が強いためか、へそ出しルックになるので、"navel" をネガティブプロンプトに設定して、へそ出ししないようにしています。

Prompt
pretty girl, black pants, yellow shirt, sitting indian style
Negative prompt
worst quality, low quality, photo, navel, flat shading

プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像12

pretty girl, black pants, yellow shirt, sitting indian style,
Negative prompt: worst quality, low quality, photo, navel, flat shading
Steps: 20, Sampler: DPM++ 2S a Karras, CFG scale: 7, Seed: 3777147472, Size: 512x768, Model hash: db6cd0a62d, Model: Counterfeit-V3.0

手順:SD.Next

SD.NextのUIを表示します。上部のタブの[Extension]をクリックします。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像13

下図の画面に切り替わります。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像14

上部のテキストボックスで"complete"で検索します。 "a1111-sd-webui-tagcomplete-prompting"の拡張機能が見つかります。項目の右側の[Install]ボタンをクリックします。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像15

インストールが始まります。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像16

インストールが完了しました。画面右上の[Apply changes & restart server]のボタンをクリックします。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像17

Web UIが再起動します。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像18

再起動後プロンプトのテキストボックスで文字を入力すると、自動補完のポップアップウィンドウが表示されます。
プロンプトのオートコンプリート機能をインストールする:画像19

SD.Nextで自動補完機能を導入できました。


AuthorPortraitAlt
著者
iPentecのメインデザイナー
Webページ、Webクリエイティブのデザインを担当。PhotoshopやIllustratorの作業もする。 最近は生成AIの画像生成の沼に沈んでいる。
作成日: 2023-05-28
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