FramePack-F1のモデル導入手順を紹介します。
従来FramePackモデルは双方向(Forward + Backward)のフレーム予測を行うのに対し、
FramePack-F1 は「過去のフレームから未来のフレームだけ」を予測します。
フレームを連続生成していくと誤差が蓄積して画質が劣化しやすい問題がありますが、FramePack-F1 では新たな「アンチ・ドリフト」規制を導入しています。
過去のフレームのみを参照することで、制約が緩くなったことで、大きな動きや予期せぬ動的変化が得やすくなり、
プロンプトを途中で変化させる「プロンプト・トラベリング」などの効果が出やすい特徴があります。
はじめに、FramePackをインストールします。インストール手順はこちらの記事を参照してください。
run.bat ファイルを編集します。
@echo off
call environment.bat
cd %~dp0webui
"%DIR%\python\python.exe" demo_gradio.py --server 127.0.0.1 --inbrowser
:done
pause
demo_gradio.py
を demo_gradio_f1.py
に変更します。
@echo off
call environment.bat
cd %~dp0webui
"%DIR%\python\python.exe" demo_gradio_f1.py --server 127.0.0.1 --inbrowser
:done
pause
編集した run.bat
ファイルを実行します。
モデルファイルなどのダウンロードが実行されます。
ダウンロード完了後にWebブラウザが起動し、下図の画面が表示されます。FramePack とほぼ同様の画面です。
ページ上部のタイトルが"FramePack-F1"の表示に変わっています。