After Effectsで円形のオーディオビジュアライザーを作成する手順を紹介します。
こちらの記事では、オーディオスペクトラムのオーディオビジュアライザーを作成する手順を紹介しました。
紹介した記事では一般的な横長のオーディオスペクトラムを表示しました。
この記事ではオーディオスペクトラムが円形に表示される、オーディオビジュアライザーの作成手順を紹介します。
After Effectsを起動し、プロジェクトを作成してコンポジションを作成します。
コンポジションに背景画像とBGMを配置します。手順はこちらの記事と同じです。
[レイヤー]メニューの[新規]サブメニューの[平面]の項目をクリックし、新しい平面レイヤーを作成します。
平面レイヤーを作成します。今回、背景色は黒にしています。
平面レイヤーが作成できました。
タイムラインパネルで平面レイヤーを選択した状態で、[エフェクト]メニューの[描画]サブメニューの[オーディオスペクトラム]の項目をクリックします。
平面レイヤーに[オーディオスペクトラム]のエフェクトが適用されました。
左側のパネルまたはタイムラインパネルの項目を開き、[オーディオスペクトラム]の設定パネルを表示します。
[オーディオプレイヤー]の項目のドロップダウンリストボックスをクリックします。リストが表示されますので、BGMのサウンドの項目をクリックして選択します。
コンポジションの中心にオーディススペクトラムが表示されますので、色や表示スタイルを選択します。
今回は[内側のカラー][外側のカラー]を白色に設定し、[表示オプション]を[デジタル]に設定しています。
上部のツールバーの[楕円形ツール]のボタンをクリックして選択します。
オーディオスペクトラムの平面レイヤーを選択した状態でコンポジション内で[Shift]キーを押しながらドラッグし、円形を作成します。
円を描画した状態です。平面レイヤーのタイムラインパネルに[マスク]の項目が追加され円形が[マスク1]として追加された状態になります。
[オーディオスペクトラム]の設定パネルの[パス]の項目のドロップダウンリストボックスをクリックします。
ドロップダウンリストが表示されますので、先ほど円形を描画して作成したマスク(マスク1)をクリックして選択します。
選択すると、オーディオスペクトラムが円形になります。
オーディオスペクトラムの設定パネルで、[太さ]の値を16に設定し、[周波数バンド]の値を128に増やしました。
オーディオスペクトラムのバーの幅が太くなり、バーの本数も増えた状態になります。
コンポジションを拡大します。オーディオスペクトラムのバーが途中で見切れている状態が確認できます。
円のマスクのバウンディングボックスからはみ出るオーディオスペクトラムの描画はクリップされてしまうようです。
タイムラインパネルで、作成したマスク(マスク1)の項目を開きます。[マスクの拡張]の項目があります。
デフォルトでは0 pixelが設定されています。
[マスクの拡張]の値を増やします。値を増やすとオーディオスペクトラムの見切れていた部分が表示されるようになります。
一番バーが大きくなった状態でクリッピングされないように、[マスクの拡張]の値を増やします。
今回、グローの効果を適用します。オーディオスペクトラムの平面レイヤーを選択した状態で[エフェクト]メニューの
[スタイライズ]サブメニューの[グロー]の項目をクリックします。
タイムラインパネルの平面レイヤーの項目の[エフェクト]内に[グロー]の項目が追加されます。
[グロー半径]と[グロー強度]の値を変更してグローの効果を設定します。
以上で円形のオーディオスペクトラムは完成です。
以上で設定は完了ですが、サウンドのフェードアウトがオーディオスペクトラムに反映されないです。
サウンドのフェードアウトをオーディオスペクトラムに反映する方法についてはこちらの記事を参照してください。
完成した動画は以下です。