キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用

After Effectsでキラキラ効果のエフェクトを作成する手順を紹介します。
今回はCC Particle Worldを利用します。

手順

After Effectsを起動し、プロジェクトを作成しコンポジションを作成します。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像1

背景画像を準備します。画像ファイルをプロジェクトに追加し、画像をコンポジションに配置します。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像2

平面レイヤーを作成します。[レイヤー]メニューの[新規]メニューの[平面]の項目をクリックします。
詳細な手順はこちらの記事を参照してください。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像3

平面レイヤーを作成します。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像4

平面レイヤーが作成できました。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像5

CC Paricle Worldの適用

右側の[エフェクト&プリセット]パネルをクリックして開きます。(下図参照)
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像6

パネルが画面に表示されていない場合は[ウィンドウ]メニューの[エフェクト&プリセット]の項目をクリックします。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像7

タイムラインのパネルで、作成した[平面レイヤー]を選択した状態で、 [エフェクト&プリセット]パネルの[シミュレーション]の項目内にある[CC Paricle World]をダブルクリックします。 平面レイヤーにCC Particle Worldが適用されます。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像8 キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像9

CC Paricle Worldが適用された状態です。平面レイヤーの背景色が透明になります。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像10

タイムラインパネルで[現在の時間インジケーター]をドラッグして時間を進めます。 画面の中央からパーティクル上の線がアニメーションされる動作を確認できます。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像11

タイムラインの平面レイヤーの項目を開きます。[エフェクト]内の[CC Particle World]の項目を開きます。 このままタイムラインパネルを開いても良いですが、CC Particle Worldを選択すると、 左上のパネルに設定項目が表示されますので、左上のパネルで編集しても良いです。 今回は左上のパネルで編集します。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像12

パーティクルの生成位置の調整

パネルの[Producer]の[Position Y]の値を変更します。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像13

値を減らすとパーティクルの生成位置が上に移動します。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像14

画面全体にパーティクルが散らばる位置まで上に移動します。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像15

続いて、[Producer]の[Radius X]の値を変更します。大きい値にすると、広い範囲からパーティクルが降り注ぐ状態になります。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像16

[現在の時刻インジケーター]を動かすか、プレビューをしてパーティクルのアニメーションを確認します。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像17
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像18

パーティクル要素の変更

続いて[Particle]の項目の[Particle Type]のドロップダウンリストをクリックします。ドロップダウンリストが表示されますので、 [Star]の項目をクリックして選択します。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像19

パーティクルが線形から、星形に変わります。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像20

パーティクルの色の変更

色を変更します。画面の色に合わせて青くします。
[Particle]の項目の[Opacity Map]の[Birth Color]と[Death Color]の色を変更します。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像21

[Birth Color]を白に近い水色に、[Death Color]を水色に変更しました。パーティクルが生成された状態では白に近い色で、 降り注ぐにしたがって、青色になる動作となります。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像22

開始状態の設定

ここまでの手順で星形のパーティクルが降り注ぐアニメーションが作成できました。
タイムラインのパネルで[現在の時間インジケーター]を最初の位置に戻すと、星が何も表示されていない状態になります。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像23

アニメーションが開始すると、徐々に星が降り始めます。この動作で問題なければそのまま使えますが、 今回は、最初から星がたくさんちりばめられている状態にしたいです。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像24

最初から星をちりばめた状態にするには[プリコンポーズ]をします。
平面レイヤーを選択した状態で、[レイヤー]メニューの[プリコンポーズ]をクリックします。

メモ
今回はプリコンポーズをしていますが、このコンポジションはそのままにして、上位のコンポジションを作成して、 このコンポジションを上位のコンポジションに配置する方法もあります。パーティクルの平面レイヤーのみをプリコンポーズすると、 平面レイヤーの描画効果を変えた場合に意図したとおりの描画にならない点に注意が必要です。


キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像25

[プリコンポーズ]のダイアログが表示されます。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像26

[すべての属性を新規コンポジションに移動]のラジオボタンをクリックしてチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像27

パーティクルの平面レイヤーがプリコンポーズされました。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像28

プリコンポーズされたレイヤーを左にドラッグし、開始位置をコンポジションの開始時間より前に設定します。 コンポジションの開始から、星がちりばめられている状態になりました。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像29

その他の設定

[Physics]の[Resistance]の値を大きくし星の降る速度をゆっくりにしています。設定後の値は下図になります。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像30

別の例

同じ手順で別の効果も作成しました。
[Particle]の[Particle Type]を"Faded Sphere"に設定し、レイヤーの描画モードを[被い焼き(クラシック)]に設定しています。
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像31
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像32
キラキラ効果のエフェクトを作成する - CC Particle World の利用:画像33

動画

作成した動画は以下になります。キラキラエフェクトが作成できました。


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著者
iPentecのメインデザイナー
Webページ、Webクリエイティブのデザインを担当。PhotoshopやIllustratorの作業もする。 最近は生成AIの画像生成の沼に沈んでいる。
作成日: 2025-01-04
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