Microsoft Edge, Google Chrome でカラープロファイルを明示的に指定する設定方法を紹介します。
Windowsで広色域ディスプレイを接続し、広色域ディスプレイのカラープロファイルを導入すると、
Microsoft EdgeやGoogle Chromeは自動で広色域ディスプレイのプロファイルを選択し、カラーマネジメント機能が動作します。
一般的な利用ではこの動作で問題ありませんが、明示的にカラープロファイルを指定して表示を切り替えたい場合があります。
この記事では、Microsoft Edge, Google Chrome のWebブラウザでカラープロファイルを明示的に設定する方法を紹介します。
Microsoft Edge のウィンドウを表示し、URLを入力するアドレスバーに'edge://flags' の文字列を入力します。
入力を確定すると、下図の画面が表示されます。
ウィンドウ上部の[フラグの検索]テキストボックスに force-color-profile
と入力し検索します。
下図のForce color profile の設定項目が表示されます。
設定項目の右側のコンボボックスをクリックします。ドロップダウンリストが表示されます。[Default] [sRGB] [Display P3 D65] [Color span with gamma 2.4] [scRGB linear (HDR where available)] [HDR10 (HDR where abailable)] の項目が選択できます。設定したいカラープロファイルをクリックして選択します。
設定を変更するとウィンドウ下部に再起動ボタンが表示されます。[再起動]ボタンをクリックして、Microsoft Edge が再起動すると設定が反映されます。
広色域ディスプレイを導入している環境で、変更前のDefaultのカラープロファイルでは下図の画面表示でした。
カラープロファイルを明示的にsRGBに設定した場合、下図の表示となります。緑が鮮やかに描画されていることが確認できます。
Google Chromeの場合は、Google Chromeのウィンドウを表示し、アドレスバーにchrome://flags
の文字列を入力します。
入力を確定すると、下図の画面が表示されます。
ウィンドウ上部の[Search flags]テキストボックスに force-color-profile
と入力し検索します。
下図の Force color profile の設定項目が表示されます。
設定項目の右側のコンボボックスをクリックします。ドロップダウンリストが表示されます。[Default] [sRGB] [Display P3 D65] [Color span with gamma 2.4] [scRGB linear (HDR where available)] [HDR10 (HDR where abailable)] の項目が選択できます。設定したいカラープロファイルをクリックして選択します。
設定を変更すると、ウィンドウ下部に、[Relaunch] ボタンが表示されます。
ボタンをクリックするとGoogle Chrome が再起動し、設定したカラープロファイルが反映されます。
Microsoft Edge、Google Chrome のカラープロファイルを明示的に設定できました。